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住宅事業における成長ドライバーを増強
2025年11月13日
ナイス株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:津戸裕徳)は、完全子会社であるリナイス株式会社(以下、「リナイス」)について、2026年4月1日を効力発生日として吸収合併することといたしました。また、当社は10月1日、株式会社新井商事ビル管理(以下、「新井商事ビル管理」)の株式を取得いたしましたので、お知らせいたします。
これらは、当社グループにおける住宅事業の拡大に向けた取り組みの一環であり、成長ドライバーの増強を通じた事業ポートフォリオの再構築により、経営資源の最適化と機能の強化を図ってまいります。
1.経営戦略における位置付け
当社グループは、今年5月14日に公表した5カ年計画「中期経営計画 Road to 2030」において、従来の新築市場に偏重したビジネスモデルからの転換を重要課題と位置付けており、その成長ドライバーとして「中古マンション買取再販事業」と「賃貸管理事業」を掲げております。
2. 中古マンション買取再販事業の基盤強化
リナイスは、2009年の設立以来、東京23区、横浜市、川崎市を中心に中古マンション買取再販事業を展開してまいりました。また、当社住宅事業本部においては、今年6月に木質化リノベーションブランド「RIZ WOOD(ライズ ウッド)」を発表し、内装だけでなく基材や下地材にも木材を用いるなど、木質化を軸として資産価値を高めたリノベーションマンションの提供に取り組んでおります。
今回の吸収合併により、事業の集約と経営機能の統合を図り、迅速かつ効率的な戦略実行体制を構築してまいります。
3. 賃貸管理事業の飛躍的な拡大
新井商事ビル管理は、1985年に東京都足立区で創業以来、40年にわたり賃貸管理事業を展開しております。約3,500戸に上る管理戸数のうち、一棟物件オーナーからの管理受託が大勢を占めている点が特長です。また、本社を中心とした3キロメートル圏内に管理物件の9割以上が所在しており、不動産オーナーとの緊密な関係性を有しています。一方、当社の子会社であるナイスアセット株式会社(以下、「ナイスアセット」)では、横浜市・川崎市を中心として約7,800戸に及ぶ賃貸物件の管理・運用を行っており、その多くが分譲マンションオーナーからの管理受託となっています。
このたびの株式取得により、当社グループにおける賃貸管理戸数は11,000戸超に及びます。また、顧客基盤として、従来の横浜市や川崎市に加え、新井商事ビル管理が圧倒的なブランド力を有する足立区が新たなエリアとして加わることとなります。今後は、分譲マンション、一棟物件というそれぞれのオーナー属性により異なるノウハウの共有・活用を図り、賃貸管理事業の更なる伸長に努めてまいります。更に、新たな顧客基盤となる足立区において、不動産オーナーとの堅固なコミュニケーションを通じ、マンションや一戸建住宅の新築分譲、不動産流通、中古住宅の買取再販といったコア事業を推進し、住宅事業の拡大を図ってまいります。
4.今後の展望
当社グループは、これらの取り組みを通じた経営資源の最適化と機能強化により、住宅事業の更なる拡大と進化に努めるとともに、建築資材事業をはじめ、グループシナジーの最大化を図ってまいります。そして、「中期経営計画Roadto2030」の達成を足掛かりに飛躍的な成長と進化を遂げることで、企業価値の向上を目指してまいります。
「中期経営計画Road to 2030」
木質化リノベーション「RIZ WOOD」
株式会社新井商事ビル管理
■お問い合わせ先
ナイス株式会社 管理本部 広報課 森
TEL:045-501-5048 MAIL : koho@nice.co.jp

