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全国有数の設備を備えた製材工場が竣工、稼働開始
2025年5月1日
ナイス株式会社(本社:横浜市鶴見区、社長:津戸 裕徳)は、連結子会社であるウッドファースト株式会社(本社:徳島県小松島市、社長:細井 浩明)の敷地にて建設を進めてきた新工場が竣工したことを受け、4月24日に竣工式を執り行いましたのでお知らせいたします。
新たに建設されたのは、構造用集成材の材料となる板材(ラミナ)を製造する工場で、製材棟、加工棟の2棟で構成されます。製材棟には、森林資源の循環利用の観点からその活用が喫緊の課題となっている大径木に対応し、原木の最大径60㎝まで投入できる自動製材設備を設置しています。また、全自動ループ機能により送材と加工を繰り返しながら無人で効率的に板材を生産するツインバンドソーを組み合わせた製材ラインとしており、全国でも有数の設備を備えた製材工場となっております。
このたびの新工場建設は、2023年12月15日開示「地域材を活用した構造用集成材事業に関する協定締結のお知らせ」に記載の大倉工業株式会社(本社:香川県丸亀市、社長:福田 英司)との協定に基づくもので、新工場において製造したラミナを大倉工業株式会社へ供給し、同社が新たに建設中の集成材工場において横架材を中心とした構造用集成材を製造します。製造された構造用集成材の流通を当社が中心となって担うことで、集成材の供給体制強化を図ってまいります。
(一社)日本木造住宅産業協会が実施した「木造軸組工法住宅における国産材利用の実態調査」によると、住宅供給会社における国産材使用割合が50%を超えている一方、横架材については9.5%と著しく低い水準にとどまっております。横架材における国産構造用集成材の提案強化に努めることで、国産材の更なる利用拡大への貢献を目指してまいります。


■お問い合わせ先
ナイス株式会社 管理本部 広報課 森
TEL:045-501-5048 MAIL:koho@nice.co.jp
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