1. TOP
  2. ナイスグループの歩み

ナイスグループの歩み

樹木は歳月とともに年輪を重ね、やがて緑豊かで、力強く、しなやかな枝ぶりの「大樹」に育ちます。しかし、地上に大きく枝葉を広げた樹木が、その大地にしっかりと立ちつづけていくためには、目には見えない地中深くに張り巡らされた、たくましい「根」が必要なのです。
「大樹深根」――この言葉を胸に…
私たちが歩んできた半世紀を越える物語を簡単にお話ししたいと思います。

1950年代

1950(昭和25)年に勃発した朝鮮戦争に国連軍として参戦したアメリカ軍は、占領国であった日本から大量の緊急物資を調達しました。
この特需景気により、不況にあえいでいた日本は一気に活気づいていったのです。
そうしたなかで人々の心にも余裕が生まれ、住まいに対する関心も次第に高まっていきました。
住宅金融公庫設立、住宅建設10ヵ年計画のスタート、首都圏整備法の公布など、住宅に関する施策も次々と成立し、1958(昭和33)年には、国民の住宅充足率96%という高い数字をマークしました

  • 1950年市売木材株式会社を設立。木材市場の運営を開始
  • 1959年建築資材全般の取り扱いを開始

1960年代

1960年12月に池田内閣が発表した「所得倍増計画」は、日本の経済成長を一気に加速させました。
新幹線、高速道路などのインフラ整備が進み、ちまたにはインスタント食品が出回りはじめました。
洗濯機や冷蔵庫などの大衆電化製品は、60年代にはほとんどの家庭に行きわたり、日本のGNP(国民総生産)は一気に世界第2位に躍り出たのです。
こうした勢いは住宅産業にもおよび、60年代前半には第1次マンションブーム(都心高級マンション)、後半になると第2次マンションブーム(大衆マンション)などが起こりました。

  • 1962年外材の輸入販売を開始
  •  東京証券取引所市場第2部に上場

1970年代

1970(昭和45)年3月、大阪で日本初の万国博覧会が開かれ、人々は経済大国日本の祭典に酔いしれました。
しかしそれも束の間、1971(昭和46)年には1ドル360円の為替相場が崩れ、さらに1973(昭和48)年と1978(昭和53)年の2度にわたるオイルショックが日本を襲いました。
高度経済成長の歪みが顕在化し、企業も家庭も「省エネ」が合言葉になるなど、日本人が本当の豊かさについて考えはじめた時代でした。
住宅分野においては、第1次持ち家ブームとともに、ベビーブーム世代の独立によりワンルームマンションの需要が増加し、第4次マンションブームが起こりました。

  • 1971年日榮住宅資材株式会社へ社名変更
  •  マンション分譲事業を開始
  • 1972年一戸建住宅分譲事業を開始
  • 1973年東京証券取引所市場第1部に昇格
  •  日本初となる2×4部材の取り扱いを開始。
  • 1974年ナイスコミュニティー株式会社設立。マンション総合管理事業を開始
  • 1977年不動産流通事業を開始
  • 1979年アメリカ・ポートランド駐在代表事務所を開設。北米材商品の開発強化

1980年代

1980年代に入ると、国際経済摩擦が至るところで噴出しました。
その結果、日本企業は生産設備の海外移転に活路を求め、国内では「産業の空洞化」が懸念されました。
また80年代半ばになると、地球環境問題や飢餓問題への関心が高まりはじめたものの、バブル景気の発生により人々の消費感覚は次第に麻痺していきました。
第5次マンションブームが起こり、各地にリゾートマンションが急増したのもこの頃でした。

  • 1984年ナイスコンピュータシステム株式会社設立。
    木材・住宅業界の業務用ソフトの開発・販売を開始
  • 1985年ナイスリフォームプラザ株式会社を設立。リフォーム事業を開始
  •  ナイスインターナショナルアメリカ設立(ポートランド駐在代表事務所を現地法人に改組)
  • 1988年ナイスアセット株式会社を設立。賃貸用不動産の運用管理を事業化
  •  日榮不動産株式会社に社名変更

1990年代

ベルリンの壁が崩れ、翌月には米ソ首脳が冷戦終結を宣言。
新しい時代のはじまりの予感とともに90年代の幕は上がりました。
世界的な秩序が転換に向かう一方で、日本はバブル景気が弾けて底なしの不況が全土を襲い、長い平成不況へと突入していきました。
しかし、やがて世界中が新しい価値観の模索をはじめ、新しい枠組みで経済・産業が再構築へと進み、顧客志向の重視があらゆるマーケットの主流となりました。

  • 1990年横浜不動産情報株式会社を設立。法人仲介事業を開始
  • 1992年ハウスメーカー向け住宅資材のトータル受注・総合物流販売を開始
  •  ナイスユニテック株式会社を設立。建築工事を事業化
  • 1993年YOUテレビ株式会社がCATVを開局。地域と暮らしの情報を提供
  • 1995年ナイス日榮株式会社に社名変更
  •  パワービルド工法の取り扱い開始
  • 1996年テクノワークス株式会社を設立。
    木と鉄骨の複合梁を用いた工法「テクノストラクチャー」を提供
  • 1998年「ナイスサポートシステム」を開発、取引先様の受注支援体制を強化

2000年代

アメリカの同時多発テロやバリ島爆弾テロなど、全世界的にテロとの戦いが顕著に始まった2000年代。さらにイラク戦争の勃発で国際情勢が混乱を極める中、マグニチュード9.1のスマトラ島沖地震が発生、全世界が哀しみに包まれました。
また、アメリカのサブプライムローン問題に端を発したリーマンショックの影響を受け、経済情勢も世界的な金融危機に発展。日本においては、バブル崩壊から始まった長引く不況の中、新たな光明を求め政権交代。変革が求められる時代となりました。

  • 2000年ナイスプレカット株式会社を設立。
    木造躯体材の機械加工・販売事業を開始
  •  インターネットによる建材・住宅設備機器の受発注システム「ナイスアドバン」稼動
  •  ナイス株式会社に社名変更
  • 2001年欧州事務所を開設。
    ヨーロッパ材の取り扱いを強化
  •  地震に強い住まいづくりを推進する「住まいの構造改革」キャンペーンを開始
  • 2002年ナイス経済研究センター株式会社を設立。
    経営コンサルティング事業を開始
  •  四国・九州における拠点拡大、営業を強化
  • 2003年「住まいの耐震博覧会」の全国展開を開始
  •  NPO法人「住まいの構造改革推進協会」を発足
  • 2004年木と住まい総合研究所株式会社を設立。
    販売店様向け勉強会の企画・運営
  • 2005年マンションにおいて「免震構造」または「強耐震構造」(耐震強度1.25倍)の標準採用を決定
  • 2006年パワービルド株式会社を連結子会社化。建築接合金物のノウハウを取得
  • 2007年ウッドファースト株式会社を設立。新潟地区で製材・プレカット事業を開始
  •  持株会社体制へ移行。すてきナイスグループ株式会社へ社名変更
  •  国土交通省「超長期住宅先導的モデル事業」に「住宅の新築」および「維持管理・流通等のシステムの整備」の2部門で採択
  • 2008年北陸ダイケン株式会社の全株式を取得するとともに、ホクリク住材株式会社に商号変更。北陸地区での販売を強化
  •  中・大規模木造建築への取り組み開始
  • 2009年ナイスコミュニティー株式会社が介護事業を開始
  •  プロパティオン株式会社が、独自に開発した住宅履歴システム「プロパティオン」を一般に向けて提供開始

2010年代

2011年3月11日、未曽有の大地震「東北地方太平洋沖地震」が発生。
マグニチュード9.0という地震の規模は日本周辺における観測史上最大級の地震でした。『がんばろう日本』を合言葉に、日本中が被災地の復興に向けた取り組みを進める中、自由民主党へ政権交代。「アベノミクス」と称される経済施策に株価や為替相場が好転、日経平均株価も一時2万円を超える水準になりました。
一方、2014年4月には消費税が5%から8%へ上昇。高齢化で増え続ける年金や、医療・介護費などの社会保障費をどう賄うかが、財政面の課題としてますますクローズアップされる時代に入りました。

  • 2010年最高等級品質の一戸建住宅商品「パワーホーム」を供給開始
  •  すてきローンセンター株式会社を設立。「フラット35」の取次業務などを行う
  •  中古住宅のリノベーション再販事業を開始
  •  ナイス株式会社が、CoC認証を取得
  •  建設事業本部木構造事業部(当時)を設置。中大規模木造建築への取り組み強化
  • 2011年東日本大震災に伴い、1,088戸の応急仮設住宅の建設に携わる
  •  復興応援型住宅「フェニーチェホーム」の供給開始
  •  木材事業部を設置。木材新時代に向けて体制を強化
  •  横浜市鶴見区で分譲地全棟で「CASBEE-すまい(戸建)」Sランク認証を取得
  •  スマートパワー株式会社を設立。太陽光発電システム事業を強化
  •  フランスの「BATIMAT」に出展。パワービルド工法による木造躯体を紹介
  • 2012年韓国、ベルギー、中国、台湾の住宅関連展示会に初出展。パワービルド工法や日本産ヒノキ・スギを用いた木造躯体を紹介
  •  住まいに関するワンストップショップ「ナイス住まいの情報館」の店舗展開を開始
  •  栃木県宇都宮市で、東日本初の「LCCM住宅」最高ランクの5つ星を取得
  • 2013年神奈川県横浜市と東京都大田区のパワーホームが「低炭素建築物」に認定
  •  イギリスの「TIMBER EXPO」に初出展。パワービルド工法による木造躯体を紹介
  •  パワーホームの設計・施工・販売体制を集約したナイスホーム株式会社を設立
  •  韓国でパワーホームの海外ブランド「SUTEKI HOME」を分譲
  • 2014年ウッドファースト株式会社徳島製材工場が稼動
  •  韓国・釜山新港総合物流センターが本格稼働
  •  ベルギー最大級の超大型木造複合老人ホームの納材・施工を受注
  •  プレステージホーム沖縄株式会社を設立。
    沖縄向け住宅商品「プレステージホーム」の供給を開始
  •  パワーホーム青森株式会社を設立。無落雪屋根を開発
  •  神奈川県横浜市に分譲地全棟(全19棟)でゼロ・エネルギー住宅を分譲
  • 2015年ナイスグループと横浜市が包括連携協定を締結
  •  社有林「ナイス徳島の森が、「森林管理認証(FM認証)」を取得
  •  パヴァテックスジャパン株式会社を設立。
    木質繊維断熱製品の供給を開始
  •  供給する一戸建住宅を対象に「ナイス60年点検システム」をスタート
  •  グループ創立65周年
  •  健康な住まいと暮らしに関する日本初の産官学連携によるテーマパーク「スマートウェルネス体感パビリオン」を開設
  •  日本最大の住宅展示場「tvkハウジングプラザ横浜」にパワーホームのモデルハウスを出展
  •  「住まいの耐震博覧会」が「ウッドデザイン賞」で林野庁長官賞を受賞
  •  「住まいの耐震博覧会」が「ジャパン・レジリエンスアワード2015」で最優秀レジリエンス賞を受賞
  • 2016年「住まいの耐震博覧会」の木材コーナーを「木と住まいの大博覧会」として独立開催
  •  学校法人「栄光学園」の校舎建て替え事業で、木工事部分を全面サポート
  •  「BELS住宅版」をパワーホームに適用。標準仕様で最高ランクの5つ星を取得
  •  「平成28年熊本地震」を受け、木造の応急仮設住宅の建築に携わる
  •  沖縄県糸満市にモデルハウスをオープン
  •  高崎市に「スマートウェルネス体感パビリオン」を開設
  •  本格和風住宅や社寺建築を手掛ける菊池建設株式会社をグループ化
  •  南三陸町の「南三陸まちなか再生計画」にて、隈研吾氏設計の「南三陸さんさん商店街」「南三陸ハマーレ歌津」の施工に参画
  • 2017年南三陸町の「南三陸まちなか再生計画」における「志津川地区観光交流拠点」として隈研吾氏設計の「南三陸さんさん商店街」が竣工
  •  東日本大震災で被災した仙台物流センター事務所棟を日本初のCLT造と鉄筋コンクリート造の平面混構造で建築
  •  南三陸町の「南三陸まちなか再生計画」における「歌津地区観光交流拠点」として隈研吾氏設計の「南三陸ハマーレ歌津」が竣工
  •  新潟市に「スマートウェルネス体感パビリオン」を開設
  •  「tvkハウジングプラザ藤沢」にパワーホームのモデルハウスを出展
  •  テクノストラクチャー工法で大スパンを実現した木造によるサービス付き高齢者住宅「エイジフリーハウス十日市場町」が竣工
  •  アメリカの高級住宅イベント「Street of Dreams 2017」に出展し「Best of Show」を受賞
  •  環境配慮型まちづくり「ミナガーデン十日市場」が2017年度グッドデザイン・ベスト100を受賞
  •  「木と住まいの大博覧会」が「ウッドデザイン賞」で林野庁長宮賞を受賞
  • 2018年YOUテレビ株式会社が同社初のサテライトスタジオ「PRISMTVSTUDIO」をJR川崎駅直結の商業施設「アトレ川崎」にオープン
  •  愛知県初となるPPP事業に採択された「豊田市営樹木住宅買取型整備事業」が竣工
  •  「国産材CLTを活用した先進的建築構造プロジェクトによる国土強靭化促進」に関する取り組みが「ジャパン・レジリエンスアワード2018」で特別顧問賞(古屋圭司 初代国土強靭化担当大臣賞)を受賞
  •  木材の調達、加工および施工に携わったJR銚子駅の新駅舎が開業
  •  仙台市の住宅展示場「泉ハウジングパーク寺岡POLKU」にフェニーチェホームのモデルハウスを出展
  •  ナイス株式会社の「表層圧密Gywood(ギュッド)シリーズと「全国47都道府県から森林認証材の供給体制確立」、菊池建設株式会社の「安永寺本堂新築工事」の3つの取り組みが「ウッドデザイン賞2018」で林野庁長官賞を受賞
  • 2019年 関東物流センターを開設
  •   「かながわSDGsパートナー」に登録
  •   木造建築物に関するファーストコールセンターである「木造テクニカルセンター」を新設
  • 2020年 ナイス株式会社がすてきナイスグループ株式会社に吸収合併
  •   すてきナイスグループ株式会社が中核事業会社のナイス株式会社を吸収合併。「ナイス株式会社」へ社名変更
  •   「とよたSDGsパートナー」に登録
  • 2021年 木材・木造建築に関する情報を発信する展示会「木フェスⓇ」を開催
  •   tvkハウジングプラザ横浜にモデルハウスを出展
  • 2022年 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行
  •   横浜市SDGs認証制度「Y-SDGs」において上位認証の「Superior(スーペリア)」を取得
  •   ナイス原木流通株式会社を設立、伐採・選木等の原木生産及び植林、育林事業を開始
  • 2023年 木に関する製品・技術・情報を見て触れて学べる展示会「木と暮らしの博覧会」を開催

代表的な受賞歴

2023年

「ウッドデザイン賞2023」最優秀賞(経済産業大臣賞)

ナイス株式会社

「Gywood®テーブル用天板」

ウッドデザイン賞2023
2022年

「ウッドデザイン賞2022」林野庁長官賞

株式会社坂茂建築設計、株式会社パソナグループ、前田建設工業株式会社、ナイス株式会社

「禅坊 靖寧」

ウッドデザイン賞2022
2019年

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019」最優秀レジリエンス賞

ナイス株式会社

「47都道府県からの森林認証材調達ネットワークの確立」

「大径材の活用(ギュッド・オビレッド・木製フェンス)による国産材需要の拡大」

「釜山新港プレカット工場設置と、木造応急仮設住宅の供給体制の確立」

NPO法人 住まいの構造改革推進協会

「耐震模型等の啓発ツール活用による国産材利用拡大の取り組み」

ジャパンレジリエンスアワード2019
2018年

「ウッドデザイン賞2018」林野庁長官賞

ナイス株式会社

「全国47都道府県から森林認証材の供給体制確立」

「表層圧密Gywoodシリーズ」

菊池建設株式会社

「安永寺本堂新築工事」

ウッドデザイン賞2018

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2018」特別顧問賞(古屋圭司 初代国土強靭化担当大臣賞)

ナイス株式会社

「国産材CLTを活用した先進的建築構造プロジェクトによる国土強靭化促進」

ジャパン・レジリエンス・アワード

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2018」最優秀賞

ナイス株式会社

「住宅の高断熱化・省エネ化およびZEHなど『環境性能の高い住宅』の普及促進に関わる活動」

ジャパン・レジリエンス・アワード
2017年

「ウッドデザイン賞2017」林野庁長官賞

ナイス株式会社

「木と住まいの大博覧会」

ウッドデザイン賞2017

「2017年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞

ナイス株式会社

「ミナガーデン十日市場」(横浜市緑区)

「第58回全国カタログ展」金賞となる文部科学大臣賞と審査員特別賞

ナイス株式会社

「木材新世紀カタログ」

2016年

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」最優秀レジリエンス賞

ナイス株式会社

「釜山新港総合物流センターを活用した輸出入物流と災害に強い物流チェーン」

ジャパン・レジリエンス・アワード
2015年

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2015」最優秀レジリエンス賞

木曽川流域 木と水の循環システム協議会

「流域一体となった森林保全・地域活性化活動」

ジャパン・レジリエンス・アワード

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2015」最優秀レジリエンス賞

ナイス株式会社

「住まいの耐震博覧会」

ジャパン・レジリエンス・アワード

さらなる飛躍に向けて

これからもナイスグループは「私たちは 信頼を礎に 豊かな住まいと暮らしを実現します」という
企業理念の下、全力で取り組んでまいります。