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SUUMOリサーチセンター 「50代・60代の住み替え実態調査」 住まいを「子どもに引き継いでほしい」層は約1割

 ㈱リクルートのSUUMOリサーチセンターでは、人生100年時代における50代・60代の住まい選びの実態を明らかにするため、全国を対象とした「50代・60代の住み替え実態調査」を実施しました。今回は、仕事や子育ての転換点を迎えるこの世代の「住まいへの意識」について、調査から見えてきた最新の傾向をご紹介します。 

定年退職を機に住まいの見直しを実施

 ㈱リクルートのSUUMOリサーチセンターは6月9日、「50代・60代の住み替え実態調査」の結果を公表しました。本調査は、50代・60代の住まい選びを明らかにするとともに、住まいの見直しにおける意識と行動を把握することを目的としています。インターネットによるアンケート調査を実施しており、4,159人から有効回答を得ています。

 50代・60代における住まいの見直し実施状況については、回答者の約2割が住み替え・建て替え・大規模リフォームのいずれかを実施したと回答しました。特に60代は26.8%と50代より高く、内訳は大規模リフォームが14.8%、住み替えが12.1%、建て替えが2.8%となっています(図1)。実施理由は「定年退職や働き方の変化」が19.7%で最多となり、自宅の老朽化や利便性の向上、断熱・耐震性向上が続いています。定年退職前後の層をターゲットとし、大規模リフォームや中古住宅の仲介に関する提案強化等の施策を展開することが効果的と考えられます。

相続に対する考えに親子間でギャップあり

 住まいや資金の相続についての意識は、親と子の世代間でギャップがあることも明らかになりました。親世代の24.2%は「一定額を子や孫に資産として残したい」と考えている一方、実際にそれを望む子世代は7.4%に留まっています。むしろ子世代の約3割は親の人生の楽しみのために資金を使ってほしいと考えており、親の住まいの見直しに対しても肯定的な傾向にあります。

 更に、自分の死後における住まいの考え方については、「特に強いこだわりはない」が最多となりました。次いで「子どもの負担になるなら自分の代で整理したい」が多く、「子どもに引き継いでほしい」と「できれば子どもに住んでほしい」の合計は1割程度にとどまりました(図2)。

半数以上がリバースモーゲージ型住宅ローンを検討意向

 こうした状況の中、住まいの整理と住環境の改善を同時に実現する手段として、リバースモーゲージ型住宅ローンへの関心が高まっている傾向も確認されました。住まいの見直し検討者に、リバースモーゲージ型住宅ローンの説明をした上で意向を聴取したところと、「前向きに検討したい」が6.7%、「内容は調べてみたい」が12.6%。「必要があれば検討するかもしれない」が32.3%で、検討意向がある回答者は5割以上となっています(図3)。資産を有効活用して今の住み心地を改善しつつ、最終的には物件を処分するという、親世代が望む「自分の代での整理」というニーズに合致している点が、本結果の要因と推測されます。

>SUUMOリサーチセンター『50代・60代の住み替え実態調査』