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ナイスグループ 2025年度 木造建設・木質化事例のご紹介 木材利用の促進に向けて木造・木質化を推進
「都市(まち)の木造化推進法」が2021年10月に施行され、木材利用促進の対象が民間建築物を含めた建築物一般に拡大されました。一方、低層非住宅建築物の木造率は15%程度と低い水準にあるなど、非住宅建築分野における更なる木材利用促進が求められます。今回は、2025年度にナイスグループが携わった木造・木質化の事例の一部をご紹介します。
タリーズコーヒー ロースター相模大野中央公園店

神奈川県相模原市の相模大野中央公園内に誕生した「タリーズコーヒー ロースター相模大野中央公園店」において、元請けとして木材調達から設計、施工までを担当しました。木造軸組工法の平屋建てで、公園の景観に溶け込むように内外装の木質化を実施しました。外壁には宮崎県産飫肥杉の「ObiRED®」に特殊表層圧密加工を施した「凸凹 Gywood®」を採用し、美しい陰影と耐久性を確保しています。内装は構造躯体をあらわしとし、トラスをイメージしたスギの斜材を配置することで、木の温かみを感じられる、開放的かつ木々に包まれているような店舗空間を演出しています。今後もナイスグループの総合力を生かし、木材を活用することで居心地の良い店舗空間づくりをサポートしていきます。
秋山木材産業㈱ 平屋倉庫

木材・建材・住宅設備機器の販売やプレカット事業などを手掛ける秋山木材産業㈱の敷地内における平屋木造倉庫及び木造事務所の建設プロジェクトにおいて、下請けとして構造設計、木材調達・加工、建て方施工を担当しました。本物件は、初期段階で「木造テクニカルセンター」へご相談いただいたことによる構造提案から実現しました。このうち平屋倉庫では、一般流通材と在来プレカット加工で構成が可能な「PWA平行弦トラス」を採用し、間口スパン約16m、高さ約5mの無柱空間を実現しました。特注材や製作金物等をほぼ使用しないため、材料や加工にかかるコストを低減した、経済合理性の高い構造となっています。トラス部分をあらわしとする仕上がりで、ショールームとしての活用も可能としています。
昭和建設㈱ 本社ビル

福岡県久留米市に建設された「昭和建設本社ビル」の建築において、木材の調達と加工に携わりました。本建物は全面ガラス張りの外装から内部の木のぬくもりが街並みに映し出される、開放的で近代的なデザインが特長です。当社は福岡県産材の調達から羽目板加工、不燃・準不燃加工、塗装までを一貫して担当しました。共用部の柱や梁、オーナー室の壁・天井など、延べ約2,900枚に及ぶ木材を納入しています。アイボリー等のカラー塗装や「ヒノキの香りを生かしたい」という要望に応える提案により、木の温もりを感じられる空間を実現しています。今後もナイスグループとして、地域のネットワークを生かした地域産材の調達や加工技術を通じて、心地よいオフィス環境づくりを支援していきます。
石神井いとなみの起点

飛島建設㈱とナイス㈱による合弁会社の㈱ウッドエンジニアリングは、東京都練馬区に誕生した多機能型地域生活支援拠点「石神井いとなみの起点」の構造躯体工事を担当しました。本施設は、重度の障害のある方々が自分らしく安心して暮らせる共生社会の実現を目指して計画された、1時間耐火構造の木造3階建てです。構造は、在来軸組工法とラーメン構造を使い分けた混構造が採用されました。1階の地域交流スペースに木造ラーメン構造を用いることで、視覚的な広がりがある明るい空間を実現しています。内装はLVLの構造躯体をあらわしとし、木の温もりを最大限に引き出す工夫が施されたほか、外観には多摩産材スギのルーバーが設置されました。

