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ナイスグループ 木質感あふれる店舗空間を実現 新店舗「タリーズコーヒー ロースター相模大野中央公園店」を施工

 ナイスグループは、タリーズコーヒージャパン㈱の新店舗「タリーズコーヒー ロースター相模大野中央公園店」の建築に携わりました。今回は、公園の景観に溶け込むように内外装の木質化が図られた本物件の概要やポイントなどについてご紹介します。 

元請けとして設計・施工を担当

 「タリーズコーヒー ロースター相模大野中央公園店」は、神奈川県相模原市に位置する相模大野中央公園内に新たに誕生した店舗です。建築面積が210.52㎡、延床面積が235.43㎡の木造軸組工法の平屋建てで、店内に36席、テラスに12席が設けられています。タリーズコーヒージャパン㈱が全国に展開する店舗で唯一、焙煎機を導入した店舗となっており、同社の焙煎へのこだわりを間近で体験することができます。

 本プロジェクトは202412月に開始、2025年6月に着工した後、今年1月9日に引き渡し、23日にオープンしました。ナイスグループが元請けとして木材調達から設計、施工までを行ったほか、設計監修を北畑栄建築研究所が担当しました。

公園の景観に溶け込むデザイン

 本店舗は、木々が多く植えられた公園内の緑豊かな空間に溶け込むように、木の温かみを感じられるデザインが建物内外に施されています。

 建物正面の外壁部分には、宮崎県産飫肥(おび)杉の大径材のうち高い耐久性能を持つ赤身部分を使用した「ObiRED®」に、特殊表層圧密加工を施した「凸凹Gywood®」が採用されています(図1)。硬い冬目と軟らかい夏目の密度差が顕著であるというスギの特徴を生かし、2枚のObiRED®を重ねて圧密加工することで、節や冬目が夏目部分を押し、表面が硬く傷つきにくくなると同時に、浮造り仕上げを超える立体感を実現しています。これにより、照明や自然光などによって美しい陰影が浮かび上がります。また、安全性が高く木材そのものの色を生かせる「AZN乾式注入防腐・防蟻処理」により、外装材に求められる美観性と耐久性を確保しています。目に触れる部分には節が少ない木材が用いられることも多くある中、節あり材の有効活用にもつながっています。

 内装では、本店舗が耐火性能の指定を受けないことから、構造躯体をあらわしとしています(図2)。柱・小屋束にはスギ材、梁には梁成に応じてスギ材とレッドウッド材を使い分けて使用しているほか、トラスをイメージしたスギの斜材を意匠的に複数配置しています。加えて、南側の焙煎室から北側の客席スペースに向かって天井が高くなるように勾配がつけられており、一般流通材を用いながら、開放的かつ木々に包まれているような店舗空間を演出しています。

オープン前に完成見学会を実施

 ナイス㈱は20251226日、オープンに先立ち完成見学会を開催しました。工務店やゼネコン、行政関係者をはじめ幅広い業種から70名以上が来場し、本店舗の計画におけるコンセプト、設計・施工上のポイントなどについて、現場担当者より説明がなされました。参加者からは、「梁や小屋組みだけでなく、窓額縁の木など、細かい部分の木材が効いている」「丁度良いバランスの雰囲気で、コーヒーが主役になれる空間なのが良かった」といった声が上がりました。今後もナイスグループの総合力を生かし、木材を活用することで利用者にとって居心地の良い店舗空間づくりをサポートしていきます。

>タリーズコーヒージャパン㈱ プレスリリース