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ニュース&レポート

国土交通省 耐震化の推進に向けた特設サイトを開設 耐震診断のセルフチェックを呼び掛け

 国土交通省は8月1日、耐震化の推進に向けた特設サイト「家族を思う、強い家」を開設しました。

 同サイトでは、「自分のためだけではなく、愛する家族のために行う耐震対策」をコンセプトに、住宅の耐震性に不安を持つ方や耐震化を検討している方に向けて、耐震化の進め方や補助制度などの情報を分かりやすく紹介しています。主なコンテンツとして、耐震改修を行った方のインタビュー紹介や、耐震改修の進め方、耐震診断・耐震改修の専門家の選び方、支援制度等が掲載されています。

 このうち、耐震改修の進め方について、まずは耐震診断を行い、住宅の耐震性が確認できなかった場合には耐震改修の計画を立て、耐震改修設計を行ったうえで耐震改修工事を行うことが必要としています。また、耐震診断や耐震改修設計、耐震改修工事には専門的な知識や技術が必要となる一方で、住宅のどのようなところに地震に対する強さ、弱さのポイントがあるかについては、同サイト内の問診でセルフチェックが可能となります。建築年数やこれまでの災害による被害、増築の有無等10項目の質問に回答することで、評価点数をもとに専門家による診断の緊急性が表示されます。

 このほか、国や公共団体による耐震診断・耐震改修に関する費用の一部を支援する制度等についても紹介されているほか、公共自治体に向けた耐震対策普及のポスター等も掲載されています。更には、よくある質問として、家屋倒壊による被害や耐震診断・耐震改修にかかる費用、耐震改修工事に際する仮住まいの必要性等についても回答が掲載されています。

国土交通省 住まいの耐震化