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ナイスグループ 各種計算からエネルギー商材を含む建築資材の納入まで ZEHの一気通貫サポート「スマとく」を開始

 ナイス㈱はこのたび、ZEHのトータルサポートを行う新サービス「スマとく」を開始しました。「スマとく」では、省エネルギー住宅の導入に当たっての各種計算や積算、見積もりからエネルギー商材を含む建築資材の納入までを一気通貫でサポートします。今回は、「スマとく」の概要と、詳しいサービス内容についてご紹介します。

 

2030年度からZEH水準の義務化へ

 昨今、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、脱炭素化を推進する住宅関連政策の強化が進められています。昨年10月に改定された地球温暖化対策計画では、家庭部門の2030年度の温室効果ガス排出量削減目標として2013年度比66%削減が掲げられるなど、住宅における省エネルギー対策が喫緊の課題となっています。

 今年6月13日には、住宅関連の業界団体から建築物省エネ法の早期改正を求める要望が相次いだことを受け、「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」が成立しました。これにより、2025年度からの新築住宅における省エネ基準への適合の義務化が決定されたほか、2030年度からはZEH水準の適合が義務付けられることとなります。

 今後、工務店様やビルダー様においても、ZEH水準の家づくりに対応していくことがより一層求められます。

 

ZEHを一気通貫でサポートする「スマとく」

 こうした中、ナイス㈱では工務店様・ビルダー様のZEHへの取り組みについて、一気通貫でサポートする新サービス「スマとく」の提供を7月1日から開始しました。

 「スマとく」では、自社の家づくりの標準仕様をあらかじめご登録いただくことによって、省エネ計算(外皮・一次エネルギー消費量)や各種申請代行、光熱費・ローンシミュレーション、構造躯体や太陽光発電システム・断熱材の見積もり、エネルギー商材を含む建築資材のトータル提案など、ZEHに関するトータルサポートをスムーズにご提案することを可能としています(図1)。

 標準仕様の登録に当たっては、①ナイスZEH・G2・G3パッケージ仕様から選択して登録、②自社標準仕様をそのまま登録、③ZEH仕様や断熱仕様について個別に相談して登録のいずれかの方法をご選択いただけます(図2)。

 ナイスZEH・G2・G3パッケージ仕様から選択する場合には、地域区分別の断熱性能からパッケージ仕様を選定した上で、「スマとく仕様書」をご登録いただきます。また、自社でZEH仕様をご用意いただける場合には、そのまま「スマとく仕様書」として登録することも可能です。そのほか、自社の標準仕様を元に、ZEH仕様への変更を希望される場合には、有償での対応となりますが、ナイスサポートメニューの一つである「グレードアップサポート」をご活用いただけます。

 仕様登録後は、実物件の図面をご提供いただくだけで、見積もり、計算、各種申請代行、提案資料作成といったサポートメニューを選択、利用することが可能となります(図3)。メニューごとに利用料金が設定されているため、自社にとって必要な機能を選定し、お申し込みいただけます。

 

光熱費シミュレーションで性能別にコスト比較

 ご利用いただけるメニューの一つとして、住宅購入後のトータルコストを性能別に比較検討することができる「光熱費・ローンシミュレーション」をご用意しています(図4)。

 高性能な住宅の建築には相応にコストがかかるため、住宅ローンを組んだ際の月々の支払い額は上がりますが、断熱性能等が向上するため、逆に光熱費は抑制することが可能です。このサービスでは、これらの月々の支出について合算してシミュレーションし、工務店様やビルダー様がお施主様に対して分かりやすくご説明するための提案資料を作成しています。

 具体的には、事前にご登録いただいた仕様に合わせて、省エネ基準、ZEH、HEAT20のG2・G3、太陽光発電システムの有無など、仕様の違いによる光熱費の差を明確にして比較していただくことができます。また、太陽光発電システムについては、リースやPPAなど、自己所有以外のケースでのシミュレーションにも対応しています。これに、建物購入金額に金利優遇を加味したローンシミュレーションを加え、住宅購入後の月々のトータルコストを比較提案することが可能となります。

 

0円ソーラーに対応、比較提案も可能

 「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、東京都が5月24日に一戸建住宅を含む新築建物に太陽光発電パネルの設置を義務付ける条例案を公表するなど、ZEHへの関心がますます高まっています。

 太陽光発電システムの導入に当たっては、従来の個人で購入する自己所有に加え、環境省が推進する住宅所有者の初期費用がゼロとなる「0円ソーラー」という導入形式が増え、選択肢が広がっています(図5)。「0円ソーラー」には、設備は第三者が保有し、住宅所有者は自宅分の電力をお得に購入して使用するというPPAモデルと、月々のリース料金を支払うリースモデルがあり、初期費用の高さを理由に設置に踏み切れないお施主様を後押ししています。

 「スマとく」では、これらの導入形式に対応しており、お施主様のニーズに合わせ、契約内容や費用を比較してご提案することも可能です。