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ナイスグループ 表層圧密テクノロジー「Gywood®」 無垢材によるオフィス家具の木質化を提案

 ナイス㈱はこのほど、オリジナルの表層圧密テクノロジー「Gywood®」を活用し、オフィスなどで使用される会議用テーブルの天板を木質化する提案を開始しました。今回は、本提案の概要に加え、「Gywood®」の様々な特性についてまとめました。

 

オフィスのウッドチェンジを手軽に実現

 ナイス㈱では、メラミン化粧板などで製作された既存の会議用テーブルの天板や幕板を、スギの大径材を活用した「Gywood®」による無垢の板材へ交換することによるオフィスの木質化提案を開始しました(図1)。壁や天井といった内装の木質化には大規模な改修工事が必要となりますが、今回の提案によって、オフィス空間におけるウッドチェンジを、より手軽に実現することができます。また、近年では、内装の木質化による効果について科学的な検証が進んでいます。これによると、内装の木質化は人の心理や身体に優しく働きかけ、学習や業務の生産性を向上させるなど、様々な効能が実証されています。テーブル等のオフィス家具を木質化することで、業務に携わる人の集中力を高め、生産性や作業効率の向上などに寄与することも期待できます。

 

 塗装の違いによる仕上げのバリエーションも選択可能です。オイル塗装やウレタン塗装といった塗膜によって強度や耐久性を高める仕上げのほか、着色塗装によるカラーバリエーションも豊富で、大径材から切り出す美しい木目をより一層引き立て、様々なインテリアスタイルに対応することが可能です(図2)。

 

 天板の製作に当たっては、接ぎ合わせの枚数や塗装の種類といった商品仕様のご相談や採寸などを行った上でお見積もり金額を提示します。ご発注から納品までのスケジュールについては、製作台数によっても異なりますので、ご発注いただく際に確認が必要です。

 

「Gywood®」の特性で大径材の需要を拡大

 表層圧密テクノロジー「Gywood®」は、一般的に軟らかいとされる針葉樹の無垢材の表層部を特に高密度化することで、素材としての硬さや強度を向上させた上で、一般的な無垢材と比べて形状安定性を高めて板厚を薄くすることに成功しています。また、表層部のみを高密度化するため、中心部の密度は低く保たれ、軽量化を図ることもできます(図3)。机には表面の硬さが必要であることから、これまでは高密度で重量のある広葉樹が用いられることが多く、その重さに耐えられる頑丈な脚をつけることが求められていました。その点、「Gywood®」を用いることで薄くて軽い天板を製作できるため、脚部のデザインも自由に選択でき、今回のような会議テーブルの天板交換などの提案も可能となります。

 

 

 また、材の中心部の密度が低く保たれることで衝撃吸収性も高まるため、例えばフローリングとして使用した際には、転倒したり物が落下したりした時のケガや破損リスクを軽減することにつながります。加えて、スギ本来の熱伝導率の低さも損なわれないため、スギの特長である手や足で触れた際の温かみや優れた歩行感は残されます。これらの特性を生かし、テーブルなどの家具材のほか、キッチンの面材、階段板など様々な内装材として用途が広がっています(図4)。

 

 

 こうした取り組みを通じて大径材の需要を創造することで、高齢化が進む森林の若返りが促進され、国内林業の活性化につながります。国は、2025年度までに国産材の自給率を50%にまで引き上げる目標を掲げています。この目標達成に貢献するために、低迷する大径材の需要を拡大し、木材の更なる利用促進を図ってまいります。