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国土交通省 木造官庁施設の施工管理・工事監理に関する留意事項集 施工の計画、品質管理等のポイント提示

 国土交通省は6月29日、木造官庁施設の施工管理・工事監理に関する留意事項集を公表しました。 同省では、木造の公共建築物の施工に関し、木資材調達に関する制約条件への配慮が足りず、十分な工期が確保されないまま工事が発注されてしまうことや、木造特有のノウハウ等の不足により、材料検査の方法や施工精度の確認体制など必要な検討がなされないまま施工計画が作成されてしまうことなどから、工事品質の低下や準備・施工期間の不足、建設コストへの影響等の発生が懸念されるとしています。更に、木造の施工技術が多様化・複雑化している一方で、木造建築物の経験が少ない技術者に対して、分かりやすく体系化された公表技術資料が少ない点を、品質確保を図る上での課題に挙げています。

 こうした状況を踏まえ、同省の大臣官房官庁営繕部では、木造公共建築物の整備促進と品質確保等を目的に、「官庁施設における木造建築物の施工管理・工事監理の調査に関する検討会」を設置し、2019年から施工管理・工事監理等に関する調査を実施しており、そこから得られた成果を留意事項集として取りまとめました。

 同留意事項集には、「実施工程表の作成」「施工図・加工図のチェック、承諾」「木材の合法性確認」「木材の調達、品質等」などの15項目について、それぞれ留意すべき事項やあらかじめ受発注者間で定めておくべき事項などが記載されています。例えば、材料調達における留意事項として、木材調達に配慮した設計や設計意図の伝達、施工段階における設計図書との整合性確認の必要性などについて記されています。

 同省では、同留意事項集が発注者側の監督職員、工事監理者のみならず、工事施工者にも役立つ内容であるとして、幅広い関係者に活用されることを期待するとしています。

 

 

国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/eizen09_hh_000024.html