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ナイスグループオリジナル新商品 清浄した空気を家全体に循環 新築一戸建住宅向け ビルトイン空気清浄システム ―イオンクラスターの搭載で付着菌の除菌・脱臭も可能―

ナイス㈱は、電子式集塵フィルタ、換気部材、除菌・脱臭装置をそれぞれ取り扱うメーカー3社と共同で、新築一戸建住宅向けのビルトイン空気清浄システムを開発、3月より販売を開始します。今回は、このビルトイン空気清浄システムの特長をご紹介します。

マイクロ飛沫粒子も集塵

 ナイス㈱がこのたび共同開発した新築一戸建住宅向けのビルトイン空気清浄システムは、電子式集塵フィルタ1台と送風ファン1台※1を階間に設置することにより、室内の空気を吸い込み、電子式集塵フィルタで清浄した後、送風ファンを通してきれいな空気を分配して循環させる仕組みです(図1)。フィルタを通して清浄された空気を家全体に循環させるため、部屋だけでなく、玄関や廊下などにもきれいな空気がゆっくりと行き渡ります。

 室内の空気には、揮発性有機化合物、臭気といったガス状汚染物質(気体)と、浮遊粉塵、ダニ・カビなどのアレルゲン、細菌・ウイルスといった粒子状汚染物質(固体や液体)など、様々な汚染物質が浮遊しています。このほか、屋外からは花粉やPM2.5、黄砂などが室内に入ってくることが考えられます。これらは、目には見えないほど小さく、花粉が30μm(マイクロメートル)程度、そのほかの多くは10μm以下となっています。

 電子式集塵フィルタは、  5μm未満の粒子を含むマイクロ飛沫を高効率で集塵します※2(図2)。そのため、病院の手術室や空港のターミナルビルなど、より高いレベルの空気清浄度が求められる分野で導入されています。数ミリ間隔で積み重ねた金属の極板の間に高電圧をかけて粉塵を吸着する構造のため、一般的なろ過式フィルタと異なり、時間が経ってもフィルタが目詰まりせず、風量はほぼ変わりません(図3)。

※1 35坪程度まで

※2 0.5~1.0μmの粒子除去率90%、風量180㎥/h

 

フィルタの買い替え不要! 電気代もお得に

 ビルトイン空気清浄システムを設置すると、各部屋に家庭用空気清浄機を置く必要がありません。消費電力も23Wと、家庭用空気清浄機よりも小さく、年間のランニングコストを比較すると、空気清浄機を3台設置した場合の電気代が34,768円であるのに対し、5,439円となっています(図4)。

 また、電子式集塵フィルタは自宅で洗浄できるため、フィルタ交換費用が掛かりません。フィルタの洗浄時期が来たらメンテナンスランプが点灯するお知らせ機能が搭載されており、定期的にメンテナンスすることで、高い集塵効率を維持できます。フィルタの洗浄方法も、点検口から電子式集塵フィルタを取り外し、台所用の中性洗剤で付け置き洗浄するだけと簡単です(図5)。

除菌・脱臭効果のあるイオンクラスターを搭載可能

 ビルトイン空気清浄システムには、オプションでイオンクラスターを搭載することができます。イオンクラスターとは、高イオン化エネルギー発生技術を用いた除菌・脱臭装置です。内蔵された高イオン化エネルギー発生装置に電圧をかけてプラズマ放電することで、空気中の酸素分子をイオン化し、そのイオンの周りに水分子が集まって強力なエネルギーを持つイオンクラスターを生成します(図6)。生成されたイオンクラスターは、一般細菌や真菌類(カビ菌)、大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌やウイルスなどの表面のたんぱく質を破壊して、除去します(図7)。

 また、揮発性有機化合物や悪臭成分を分解することで脱臭効果が期待できます。除去実験では、ホルムアルデヒドは初期濃度20ppmから1時間経過時には0.4ppmへ、硫化水素は初期濃度20ppmから30分経過後にはゼロとなり、その分解能力の高さが実証されています(図8)。これらの除菌・脱臭効果により、イオンクラスターはより高いレベルで除菌・脱臭が必要となる病院や介護施設、研究施設、救急車などに導入されています。

 

壁や床などの付着菌に効果を発揮

 イオンクラスターをビルトイン空気清浄システムに搭載することで、吹き出し口から除菌・脱臭作用を持つイオンクラスターを放出して、壁や床、建具の取っ手などに付着している目には見えない菌を除去することができます。これにより、きれいな空気を循環させるだけでなく、家中を高イオン化エネルギーで満たし、より安全な状態を保ちます。

 更に、イオンを面で発生させる方式のため、従来の線で発生させるものと比較して放電ポイントが多く、イオン発生能力が高くなります。加えて、イオン化エネルギーも大きくなり、除菌・脱臭能力がより高くなっています。また、イオンの寿命も120秒(参考値)と長いことから、より空間に長く存在でき、部屋中にイオンを充満させることができます。