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ナイス㈱ 中・大規模木造建築物の可能性を体感する展示会 「ウッドビルディングショー」を各地で開催

木造非住宅の展示会

 ナイス㈱木造建設事業本部は今秋、(一財)日本CLT協会の後援により、中・大規模木造建築物の可能性を体感する展示会「ウッドビルディングショー」を、全国6カ所で開催しています。同展示会は、主に非住宅の木造化を検討している設計事務所様やゼネコン様をはじめとした事業者様に対する情報発信の場として開催しているものです。実物大の架構や構造梁、建材メーカー様による最新の内外装材や住設機器などを展示するとともに、ナイスグループが保有する木造建築に関するサポート機能をご紹介しており、来場された方に中・大規模木造建築物の可能性を訴求するイベントとなっています。

 10月30日には、ナイス㈱横浜市場において、「ウッドビルディングショー in 横浜」を開催し、約100社、200人弱の事業者の方々が来場しました。

 

経済メリットを生かした木造トラス

 本展示会では、建築物の木造化に当たり、大断面集成材等を用いず、一般流通材を用いて建築コストを抑えながら大スパンを実現する方法について提案しています。

 横浜会場では、山型トラスと平行弦トラス、張弦トラスの3種類の木造トラスのほか、木と鉄とを組み合わせた2種類の構造梁が展示されました(図1)。

 木造トラスはそれぞれ、6m以下の一般流通材を用いて建築でき、うち、山型トラスは一般地域で最大スパン10.92m(4寸勾配)まで対応することが可能です。

 更に、平行弦トラスは、中大規模木造プレカット技術協会が工法開発したもので、最大スパンを16.38mとすることができるほか、陸屋根や切り妻、片流れなど、バリエーション豊かな屋根形状を実現できます。

 張弦トラスは、㈱タツミ製のトラス専用金物「テックワンP3+」を使用しており、ハウスプラス住宅保証㈱の技術評定を取得しています。ナイス㈱では、同金物の使用により、過去に約16.5mスパンのトラスを組んだ実績を有しています。また、張弦トラスのほか、三角トラス、平行弦トラスなどの屋根トラスにも対応しています。

 

10m超の構造梁を展示

 構造梁については、木材と角形鋼管を組み合わせた「S WOOD BEAM MORE(エス・ウッド・ビーム・モア)」と、「グランドテクノビーム」の2種類が展示されました。エス・ウッド・ビーム・モアは、日鉄建材㈱とナイス㈱が共同で開発したもので、角形鋼管の上に木材を重ねた構成で、木造建築が持つ設計自由度の高さと、鋼材が持つ高い強度と剛性という双方のメリットを生かし、床梁として8mスパン、小屋梁として10mスパンを実現できます。また、専用の梁受け金物により、在来工法・金物工法を選ばずに使用することが可能です。

 「グランドテクノビーム」は、パナソニックグループが開発した「テクノストラクチャー」に用いられる梁で、同じく床梁で8mスパン、小屋梁として10mスパンを実現します。スパン中央に継ぎ手が設けられているため、狭小地での搬入が容易となっています。

 そのほか、ナイスオリジナルの金物接合による軸組工法「パワービルド工法」の建て方実演が行われました。また、会場に隣接しているナイスプレカット㈱本社工場の見学会が併せて実施され、構造設計から躯体加工までの機能について、実例を交えながら説明がなされました。

 

主要メーカー様が出展

 主要な建材・住宅設備メーカー様9社が出展したブースでは、非住宅に向けた最新の建築部材や住設機器などが紹介されました。

 大規模建築や中高層建築、都市部での建築等で対応が求められる耐火構造に対応した石膏ボードや外壁材、公共建築物等で活用できる省エネや防災等に優れた水回り商品、福祉施設などに向けた安全性に配慮した建具などが提案されました。

 「ウッドビルディングショー」は今後、11月26・27日にナイス㈱小牧市場、12月11日に同滋賀市場での開催を予定しています。