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㈱日刊木材新聞社 木造3階建て新社屋が竣工 準延焼防止建築物で都市木造を率先

㈱日刊木材新聞社は、東京都江東区冬木の旧本社ビル跡地において新社屋を竣工し、10月19日から業務を開始しました。これは、日刊木材新聞の創刊75年を記念する事業の一つとして建設されたものです。

内外装の木質化で高い意匠性を発揮

 ㈱日刊木材新聞社がこのたび竣工した新社屋は、建築面積135.48㎡、延べ床面積375.82㎡の木造3階建てで、都市の木造化・木質化への取り組みを実践するべく、昨年6月に告示された準延焼防止建築物としています。これにより建物内部の耐火被覆が不要となり、同建物においては、内部空間の柱や梁、建物正面のガラスファサード越しに見える集成材の三角枡木組み格子などが現しで用いられています。この格子は、日射遮蔽(しゃへい)と輻(ふく)射熱の軽減を考慮してコンピューターによって木組み角度が調整され、意匠面からも木質化を強調したデザインとなっています。

 

三方無節の愛媛県産ヒノキCLTを使用

 構造躯体は、福島県産カラマツの構造用集成材を使用し、GIR(グルードインロッド)接合で組み立てています。3階の床には、愛媛県産ヒノキによるCLTが用いられ、圧迫感を軽減するために木の葉型にデザインされた束で補強された屋根大梁から吊り上げる構造が採用されました。このCLTは特別注文による三方無節で、高い意匠性を有しており、階段踏板にも同様のCLTが採用されています。

 このほか、1階エントランスホールは、内装壁と家具に北海道産タモが用いられています。広葉樹の森をイメージしたライブラリーとして、木材の伝統文化や新技術、森林環境保全などの木材関連の蔵書を揃え、地域に開放されます。