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「住まいの耐震博覧会」「木と住まいの大博覧会」 住まいや住宅設備、 木材活用の最新情報を発信

 「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」が2月1~2日、東京ビッグサイトにて開催され、2日間の総来場者数は4万6,074人に及びました。会場では、「SDGs時代の住まい・建築・木材活用シンポジウム」(2~4面に内容を掲載)をはじめ、有識者を招いた多彩なシンポジウムやセミナーが開催されたほか、1日にはプロユーザー向けに販売会が行われるなど、にぎわいを見せました。

 

防災や暮らしに役立つ情報を発信
 

「住まいの耐震博覧会」では、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県をはじめ、東京23区、立川市、町田市、西東京市、八王子市、府中市の耐震診断・改修の補助事業のパンフレットが配布され、来場された方がお住まいの地域の情報を確認し、電動の耐震模型を活用しながら、真剣にご自宅の相談をされていました。耐震コーナーでは、災害現場などでの適切な行動が学べる、体感型脱出ゲームと防災教育を融合させた防災アトラクションが初開催されました。そのほか、東京都が発行している女性視点の防災ブック「東京くらし防災」がパネル展示されました。
また、耐震等級3をはじめ高い住宅性能を持つ一戸建住宅「パワーホーム」の実物大躯体が展示されました。この住宅では、ナイスのプライベートブランド「ZENIYA」の新商品である「無垢ニッチカウンター」「無垢竪格子パーティション」も紹介されました。「無垢ニッチカウンター」は、高級感のある銘木無垢カウンターを、壁厚を利用して石膏ボードのボックスを埋め込んで設置するものです。「無垢竪格子パーティション」は、無垢材の幅と格子の間隔をそろえる「小間返し」の技法を用いたもので、無垢の風合いで空間をやさしく仕切れる上、金属の固定金具により施工性にも配慮されています。
国内外の建材・住宅設備機器メーカー様が出展したブースでは、工夫を凝らしたデモンストレーションがなされました。今回は、最新のIoT機器や、家事を軽減する設備、バリエーションに富んだ木質の床材など、暮らしをより便利で快適にする設備機器への注目が高まっていました。

 

資源循環型社会に向けた取り組みを紹介
 

「木と住まいの大博覧会」では、木質化した教育施設などが空間展示され、「表層圧密Gywood®(ギュッド)」の新商品として木曽の国有林野から生産される林齢80年生以上の「マルコウマルコクキソヒノキ」の床材や、地域材による学童机などが提案され、美しい木肌をそのままに耐久性などを向上させた素材の感触を確かめていました。また、ナイス㈱が漆喰(しっくい)メーカーと共同開発を進めているヒノキの粉末とオイルを混ぜた漆喰が参考展示され、扇仕上げされた美しい壁面から立ち上るヒノキの香りが話題を集めていました。
木造ゼネコンブースでは、東急建設㈱とナイス㈱が共同研究した「連続斜め梁構法」が実物大躯体で提案されました。これは、コスト競争力がある一般流通材を活用して、8.19mスパンの床構面を実現する新構法です。国産材・地域材をはじめ、森林認証材での対応も可能で、従来と比較して約20%のコストダウンと1カ月以上の工期短縮にもつながります。また,木と鉄の複合梁を用いたテクノストラクチャー工法による、約6メートルの広い開口と3階の部屋でも2.4mの天井高が取れる3階建て住宅の実物大躯体の建て方実演が行われ、合理化された同工法の施工性に関心が集まりました。
また、木質繊維断熱材「ウッドファイバー」のブースでは、第4回日本エコハウス大賞2018で最優秀賞を受賞した施工例が示され、ウッドファイバーを吸音材・付加断熱材とした活用法などが紹介されました。自治体ブースでは、和歌山県が大径木から彫り出した緩やかな曲線が体にフィットするイスを展示し、軟らかな感触を実際に座って確かめていたほか、各県産材の特色を生かした構造材や内装材、家具、遊具などに実際にふれて楽しむ姿があふれていました。

「Gywood®(ギュッド)」はすてきナイスグループ㈱の登録商標です。