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2019年を見通す2大新春イベント 来場者2,200人超で活況を呈す

 

 

 ナイスパートナー会連合会とナイス㈱は、1月22日にヒルトン福岡シーホークで新春賀詞交歓会(九州ナイスパートナー会が共催)、1月25日にグランドプリンスホテル新高輪で新春経済講演会を開催しました。住宅関連事業者をはじめ、行政関係者、学術関係者などが参加し、両会場の来場者数は東京が1,711人、福岡が520人、合計2,231人となりました。
福岡の新春賀詞交歓会では、開催に先立ち九州ナイスパートナー会の福井浩二郎会長が挨拶され、「加速度的なテクノロジーの進歩が、私たちの暮らしやビジネスに対し、これまでの延長線上では想像できないような変化を与えようとしています。住宅産業界においては、世帯数の減少や少子高齢化、職人不足への対応という課題への対応を迫られており、耐久性能や省エネ性能をキーワードに、住宅性能の更なる高度化を図っていくことが一層求められるようになっています。こうした時代だからこそ、今一度原点に立ち戻り、住まいづくりにおける『感動』をお施主様と共有できるよう、取り組んでいきましょう」と話されました。
東京の新春経済講演会では、ナイスパートナー会連合会の平方宏連合会長が、「今年は10月に消費増税が予定されているほか、将来に向けては、施工する職人やドライバーの不足が懸念されるといった問題もあり、住宅産業界は不透明な状況下にあります。一方で、木材自給率は7年連続で上昇し、公共建築物をはじめとした非住宅での木材利用の気運が各地でますます高まっている状況にあり、国の施策をしっかりと活用することで、需要を創造していくことが大切です。ナイスグループとともに木の豊かな暮らしを『ワクワク』して築きながら、世の中の流れと自社の戦略を連動させ、社会的責任を果たしていきましょう」と挨拶されました。
両会場ともに基調講演が行われ、新春賀詞交歓会では昨年に続き、九州旅客鉄道㈱代表取締役会長の唐池恒二氏より「『感動経営』~いい仕事は人を感動させる~」と題した講演が行われました。唐池氏は、「現代は、心の空腹が満たされない『感動飢餓』の時代であり、共感を呼び、心を動かすものが求められている」としています。その上で、「高い志を掲げ、猛烈な勉強により身に付いた熟練した技術を活用し、感動させるぞという強い思いを込めて、限られた時間と資源の中で精一杯手間をかけて生まれた『氣』に満ち溢れた商品やサービスの提供が、感動を生むことにつながる」と語られました(講演要旨を2~3面に掲載)。
新春経済講演会では、(一財)日本総合研究所会長の寺島実郎氏による「世界の潮流と日本の進路」と題した講演が行われました。寺島氏は、「現在の世界は、アメリカのIT5社であるGAFAMに代表されるアメリカ西海岸のビジネスモデルが世界を席巻し、データを支配するものが全てを支配する『Digital Dictatorship(デジタル専制)』にあり、『データリズムへの感度』が求められる時代になったことで、ものづくりを得意とする日本企業の株価時価総額は伸び悩んだ」としています。更に、30年間の勤労者世帯可処分所得の推移などを読み解きながら、「家庭消費額の減少や、高齢化が進む社会による将来への不安が増したことで、日本を自画自賛する内向きな空気が蔓延している」と分析しています。その上で寺島氏は、「中央リニアを中心とする『スーパー・メガリージョン構想』に期待が持てる」としながらも、急速な高齢化が進む中で、高齢者を生かしきる社会システムの制度設計「ジェロントロジー」の必要性を説かれました。
また、ナイスグループの平田恒一郎代表らによる「2019年年頭のご挨拶および当社グループの方針発表」のほか、両会場とも住宅関連業界を代表するメーカー・商社の経営者によるパネルディスカッションが開催されました。そのうち、新春経済講演会では、「平成時代の終えん、新たな時代の展望」と題し、モデレーターの㈱日刊木材新聞社の岡田直次代表取締役社長のもと、活発な議論がなされました(寺島氏講演要旨及びパネルディスカッションの内容は2月15日号にて掲載予定)。