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ウッドデザイン賞2018 3つの取り組みが林野庁長官賞賞

 ウッドデザイン賞事務局は11月20日、ウッドデザイン賞2018における、農林水産大臣賞、林野庁長官賞をはじめとした上位賞26作品を発表しました。その中で、ナイスグループは合計3つの取り組みが林野庁長官賞を受賞しています。

 

393点の応募から、上位賞26点が決定
 

 ウッドデザイン賞は、木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するため、林野庁後援のもと2015年度に創設された顕彰制度です。「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象に、暮らしを豊かにする、人を健やかにする、社会を豊かにするという3つの視点から、デザイン性が優れた製品や取り組みなどを消費者目線で表彰することで、木のある豊かな暮らしが普及・発展し、木材利用の促進が図られることを目指しています。
表彰部門は、「ライフスタイル部門」「ハートフルデザイン部門」「ソーシャルデザイン部門」の3つが設けられ、応募対象は建築・空間分野と建材・部材分野、木製品分野、コミュニケーション分野、技術・研究分野に分かれています。4回目となる今年は393点の応募作品の中から189点がウッドデザイン賞を受賞、11月20日に農林水産大臣賞1点と林野庁長官賞9点、審査委員長賞15点の計25点と新設された木のおもてなし賞1点が最終選出されました。12月6~8日には、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2018」内で、表彰式と受賞作品の展示が行われます。
審査委員長の㈱ユニバーサルデザイン総合研究所所長の赤池学氏は、総評として「今年は、『木材を中心に据えた新規性あるビジネスモデルや、協創のスキームを形にしているか』『従来の木材利用にとどまらない新たな価値を創造しているか、あるいはその萌芽が見られるか』『地域の資源や技術、人材を生かしながら、その中にとどまっていない展開が見られるか』といった点を重視して審査しています。大規模施設などでの木材利用は広まりを見せつつあり、これまでにない木材の効能・機能を生かした意欲的な製品も登場しています。キーワードは、業種を超えた「協業」であり、ウッドデザイン賞を通じて、その範となる、幅広い分野からの参画と連携を形にできればと思います」と述べられました。

 

 ウッドデザイン賞2018
 https://www.wooddesign.jp/
 
 
2年連続で林野庁長官賞を受賞
 

 ナイス㈱は、3つの取り組みをエントリーし、いずれも同賞を受賞し、そのうち「全国47都道府県から森林認証材の供給体制確立」と、「表層圧密Gywood®(ギュッド)シリーズ」が、林野庁長官賞を受賞しました。同社の林野庁長官賞の受賞は、昨年の「木と住まいの大博覧会」((一社)木と住まい研究協会と共同)に続き、2年連続となります。
また、設計事務所の福山弘構造デザインと当社グループの菊池建設㈱が共同でエントリーした「安永寺本堂新築工事」も林野庁長官賞を受賞しており、グループとして合計3つの取り組みが林野庁長官賞となりました。
当社グループはこれまで、同賞創設以来4年連続、合計17の取り組みがウッドデザイン賞を受賞しています。そのうち、「住まいの耐震博覧会」(2015年)、「木と住まいの大博覧会」(2017年)が林野庁長官賞を受賞、今回3つの取り組みが受賞したことにより、合計で5つの取り組みが同賞を受賞したことになりました。

 

※(一社)CLT協会調べ