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(一社)ステキ信頼リフォーム推進協会が始動 NPO法人住まいの構造改革推進協会の一部事業を継承し拡大

 10月31日、住宅リフォーム事業者及び住宅関連事業者が連携・協同し、消費者の安全・安心と快適な暮らしを実現するための住宅リフォームを推進することを目的として、(一社)ステキ信頼リフォーム推進協会が事業を開始しました。同協会は、住宅の耐震化に関する知識や技術の普及に向けて取り組むNPO法人住まいの構造改革推進協会の事業の一部を継承し、活動を広く展開していく方針です。

 

安心してリフォームを行える環境を整備
 

(一社)ステキ信頼リフォーム推進協会(会長:坂本雄三東京大学名誉教授)は、健全なリフォーム事業の発展と信頼のおける既存住宅流通市場の整備を目指し、今年7月28日に設立されました。
国が住宅政策の方向性を「量」の確保から高品質・長寿命住宅の整備へと大きく転換する中、同協会は耐震・省エネ・環境に配慮した、より快適で安全な住宅の整備を目指します。そして、消費者及びリフォーム事業者の双方に有益かつ健全なリフォーム市場と既存住宅流通市場を形成・発展していくため、住宅リフォーム事業者及び住宅関連事業者が連携・協同し、行政機関とも連携を図りながら活動を展開していきます。
同協会は、2003年に発足したNPO法人住まいの構造改革推進協会(以下、住構協)の事業について、耐震技術者認定事業などの一部を除いた全ての事業を継承し、拡大・発展させていきます。具体的には、住構協が行ってきた耐震化に関する講習会、イベント支援、耐震ツールの貸し出しといった事業を引き継ぐほか、断熱改修をはじめとしたリフォームに関連する幅広い技術力・提案力の向上、良質な住宅整備及び維持管理に係る調査や研究・発表に関する事業、消費者への住宅リフォーム事業者に関する情報提供などを行っていきます。
同協会は10月31日、東京都中央区にて理事会を開催し、会員入会の承認が決議されました。その結果、現在の同協会の正会員は地域の工務店様などの工事事業者を中心とする「たくみ会員」が80者、販売店様やメーカー様を中心とする「推進会員」が73者、関連事業者などの「特別会員」が2者の合計155者となっています。
このうち、実際のリフォーム工事を担う「たくみ会員」には、会員資格として建設業許可を有する元請施工会社であること、常勤の建築士または建築施工管理技士が在籍していること、リフォームかし保険の事業者登録をしていること、本社団の正会員2者からの推薦状を取得していることなど、厳格な要件が設けられています。

 

国の団体登録も視野に
 

同日、理事会終了後には設立記者会見が行われました。この中で坂本会長は、「既存住宅を良質に保つためには点検や修繕など適正な維持管理が重要であり、それが良好な住宅ストックとしての適正な評価につながっていく。リフォーム及び既存住宅流通の市場規模の拡大に対応するとともに、消費者が安心して工事を依頼できる環境の整備を図るためには、工事事業者が継続的に情報を取得し、技術力・提案力を向上し続けることが不可欠である。当協会は、リフォーム・既存住宅流通の市場形成と発展に向けて、継続的な情報取得と自己研さんに努める」と挨拶しました。
また、同協会は会見で、消費者が安心してリフォームできる環境整備に向けて国が実施する「住宅リフォーム事業者団体登録制度」について、来秋をめどに登録を目指す方針を示しました。

 

設立記念シンポジウムを開催
 

同協会は11月28日、本格始動を記念したシンポジウムを東京都中央区で開催します(左下囲み参照)。当日は、「健全なリフォームの実現と住宅ストックへの展望」をテーマに、坂本会長をはじめ、五十田博京都大学生存圏研究所教授、長尾年恭東海大学海洋研究所教授・地震予知センター長、平田恒一郎住構協最高顧問によるパネルディスカッションが行われます。