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「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」を同時開催 住まいの耐震化や最新の木造住宅、 木のある暮らしの情報が満載 3万6,000人超が来場、盛況を博す

 「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」がポートメッセなごやにて6月24・25日に開催されました。当日は建材・住宅設備機器メーカー様など住宅関連事業者が一同に介し、地震に強い家づくりをはじめ、環境や健康に配慮した家づくりやリフォーム、木を多彩に用いた住宅や建築物などの最新情報が発信され、2日間の総来場者数は名古屋開催で過去最高となる36,814名に及びました。今回は当日の様子をご紹介します。

 

住宅の耐震化の重要性を啓発
 

ナイス㈱は、地震に強い家づくりをテーマに耐震診断や耐震補強をはじめ、最新の家づくりに関する情報を一般ユーザーからプロユーザーに対して幅広く発信する住宅総合展示会「住まいの耐震博覧会」と、構造材や内装材に木材を使った住宅や中・大規模木造建築物、木製品、木育、学術研究まで、木に関する最新の製品・技術・情報をふんだんに紹介する「木と住まいの大博覧会」を林野庁をはじめとして多くの木材・建築関連機関の後援のもとで、6月24・25日にポートメッセなごやで同時開催しました。
今後30年以内に南海トラフ巨大地震が70%の確率で発生すると想定される愛知県では耐震化への関心が高く、住まいの耐震博覧会の会場では、「旧耐震基準(1981年以前)」「新耐震基準(1981年~2000年)」「現行の耐震基準(2000年以降)」の耐震性能の違いが分かる動く耐震模型や最新の耐震補強材などが多くの来場者の注目を集めました。東日本大震災の揺れを再現した地震体験車には長い行列ができ、震度6強の地震を体験し防災意識を高める姿が見られました。「NPO法人住まいの構造改革推進協会」の耐震技術認定者が、ご自宅の耐震診断や耐震改修などについて相談に応じました。
中部地方7県を含む20の自治体により耐震化に関する補助制度や様々な取組が紹介されたほか、愛知県や名古屋市、NPOなどによる耐震や防災についてのセミナーも多数開催され、注目を集めました。

 

 

メーカー様ブースは例年にも増す華やかさ
 

国内外の建材・住宅設備機器メーカー様ブースでは、エンドユーザーでも分かりやすいように、デモンストレーションやミニセミナーによる華やかな演出が随所に見られました。
安全・安心、快適でエコな暮らしを実現する機能性やデザイン性に優れた商品をはじめ、IoTを活用した未来型の家づくりに関連する最新の商品が各ブースを彩りました。
エコリフォーム関連の商材の展示も充実し、耐震や省エネ、健康、高齢者などに配慮したリフォーム需要を喚起する提案に足を止めて見入っている来場者の姿を多く見受けました。

 

ZEHのパッケージを提案
 

ナイスグループによる展示ブースでは、販売店様や工務店様向けに、ZEHをはじめ「スマートウェルネス住宅」仕様の建材商品を集めた「スマートウェルネス住宅パッケージ」が紹介されました。
現行の省エネルギー基準からZEH基準、2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20)が定める最高グレードであるG2基準など、断熱性能の違いや外皮平均熱還流率(UA値)に応じた仕様の解説がミニ躯体を用いてなされました。
ナイスグループの基礎資材、副資材のプライベートブランド「ZENIYA」では、養生テープやボンドなどの定番商品のほかに、耐震壁と制震壁の特長を兼ね備えた「WUTEC-SF」が名古屋で初展示され、プロユーザーから多くの関心が寄せられました。木口を多く露出させスギがもつ空気浄化作用を高めたスリット材に、アルミのレールを施し、フックや棚板などが取り付けられる機能壁「スギスリット・ハンガーウォール」が展示され多くの注目を集めました。

 

 

木の適材適所をご提案
 

ナイス㈱と(一社)木と住まい研究協会、(一財)木構造建築研究所の共催で開催された「木と住まいの大博覧会」では、各地域の優良な木材による実物大躯体や構造材、内・外装材、家具、木をふんだんに用いた内装の空間展示が行われました。
入り口には木曽川流域から切り出したスギやヒノキなどの木が多数飾られ、木の爽やかな香りやすがすがしさに包まれていました。また、およそ2,500年前の噴火により火山灰で地中深くに埋没した推定樹齢1,500年以上の神代スギの長さ7メートル、幅2メートルに及ぶ巨大な板材や角材も展示され、来場者の興味を引いていました。
「木のソムリエコーナー」では、表層圧密テクノロジー「Gywood(ギュッド)」が初展示されました。これは、スギやヒノキなどの針葉樹に表層圧密処理を施すことで軽さや暖かさといった木の長所を残しつつ、表層のみ硬く傷がつきにくくしたナイスグループの新開発素材です。Gywoodのテクノロジーを活用したフローリングや階段材、テーブル材などを「BeMUKU」として展示したほか、耐久性・安全性が高い飫肥(おび)スギのウッドデッキなども紹介されました。
「無垢の内外装展示コーナー」では、中部地区の材産地で育てられた良質なスギやヒノキ、サワラ、コウヤマキをはじめ、国産材から外材まで24種類の樹種を38通りに加工した床や壁、ルーバーが様々な組み合わせで展示されました。樹種ごとに異なる木肌や色合い、加工によって変わる表情といった木が見せる様々な意匠性を楽しむ来場者の姿が見受けられました。

 

 

 

注目が寄せられた自治体ブース
 

自治体ブースでは、愛知県や岐阜県、長野県などの自治体が出展し、それぞれの地域の良質な地域材や木材の需要促進に向けた取組を趣向を凝らした展示で紹介されました。
愛知県ブースでは、県産材を用いて、一定の大きさの木材を縦に並べてパネル化して壁をつくる「縦ログ構法」という新しい技術と伝統的な板倉工法を組み合わせた実物大躯体が目を引きました。
木曽川上流域から産出する良質な木材を「木曽川流域材」として紹介し、関連事業者が連携し流域材を活用してパッケージ化した「木曽川流域のつながる家」が2階建ての実物大躯体で提案され、多くの関心が寄せられました。

 

 

中・大規模木造建築の取組をご紹介
 

木材や国産材の需要拡大は、一般住宅だけでなく公共建築物や民間の非住宅建築物分野で注目が集まっています。中・大規模木造建築物を紹介したブースでは、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町において、世界的に有名な建築家である隈研吾氏の設計でナイスグループが施工を行った「さんさん商店街」の実物大躯体が展示されました。
新素材として注目が集まるCLT(直交集成板)の模型をはじめ、ナイスグループで取り扱う各種工法についても提案がなされました。

 

 

多彩なセミナーやシンポジウムが盛況を博す
 

名古屋大学や岐阜大学、静岡大学、三重大学の6つの研究室から木に関する最先端の紹介が行われ、日本の伝統的な木造建築について学べる(学)富嶽学園日本建築専門学校が初出展し、熟練した建築技術と心を磨くカリキュラムやプロジェクトが紹介されました。
開催期間中には、木の魅力や環境、健康、建築、防災など、各分野の第一線で活躍する有識者によるセミナーも多数開催されました。総合シンポジウムでは「健康に暮らせる住まいと木の魅力」と題し、木の活用について活発な意見が交わされ、大変な盛況となりました。