1. TOP
  2. ナイスビジネスレポート
  3. 国土交通省 建築物省エネ性能表示 「BELS」 「ZEHマーク」 の表示が追加に

国土交通省 建築物省エネ性能表示 「BELS」 「ZEHマーク」 の表示が追加に

 (一社)住宅性能評価・表示協会は3月1日、「住宅・建築物の省エネ性能表示に関するシンポジウム」で国土交通省による建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」において、4月1日以降に評価を取得する住宅のうちZEHの基準を満たすものについては、BELSラベルに「ZEHマーク」を併せて表示できるようにすると発表しました。これにより、BELSの評価と共にZEHの基準を満たした住宅であることを広告などでアピールすることが可能となります。
BELSの住宅版は昨年4月より開始された制度で、第三者評価機関により外皮性能と一次エネルギー消費量について評価が行われます。評価の結果、外皮性能については現行の省エネ基準への適合の可否が、一次エネルギー消費量については省エネ基準への適合の可否に加え、性能の高さから5ランクに分類され、星の数で分かりやすく表示されます。
これまで、一次エネルギー消費量の削減量が再生可能エネルギーを除いて20%以上、再生可能エネルギーを加えて100%以上の場合に「ゼロエネ相当」と表示されてきました。
4月1日からはこれに加え、・o済産業省が規定する・yEHの外皮基準を満たす住宅(東京(6地域)の場合:外皮平均熱貫流率(UA値)0.6以下)については、「ZEHマーク」と「ゼロエネ相当」の2つが表示されます。再生可能エネルギーを加えた場合の一次エネルギー消費量の削減量が100%未満となる「Nearly ZEH」については、「ZEHマーク」のみの表示となります。
BELSは、国土交通省による地域型住宅グリーン化事業や経済産業省によるZEH支援事業などの補助事業の要件となっていることを受け、制度開始以降、評価取得件数が加速度的な増加傾向にあり、戸建住宅の累計戸数は2017年1月末現在で8,292件に上っています。

 

(一社)住宅性能評価・表示協会
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/