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「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」を同時開催 住まいの耐震化や最新の住宅、 木のある暮らしの情報が満載 6万6,000人超が来場累計来場者数185万人を突破

 「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」が東京ビッグサイトにて2月3~5日の3日間に渡り同時開催されました。当日は建材・住宅設備機器メーカーが一堂に介し、地震に強い家づくりをはじめ、環境、健康に配慮した家づくりやリフォーム、木を多彩に用いた住宅や建築物などの最新情報が発信され、3日間の総来場者数は6万6,331人に及びました。今回は2つの博覧会における展示内容の一部をご紹介します。

 

 

住宅の耐震化の重要性を啓発
 

 ナイス㈱は、地震に強い家づくりをテーマに耐震診断や耐震補強をはじめ、最新の家づくりに関する情報を幅広く発信する住宅総合展示会「住まいの耐震博覧会」と、構造材や内外装に木材を使った住宅をはじめ、中・大規模木造建築物から木製品、木育、学術研究まで、木に関する最新の製品・技術・情報をふんだんに紹介する「木と住まいの大博覧会」((一社)木と住まい研究協会、(一財)木構造建築研究所と共催)を東京ビッグサイトで2月3~5日に開催しました。
両博覧会は東京ビッグサイトの西展示場で開催され、会場入り口のアトリウム(吹き抜け空間)では、47都道府県全てにおける住宅の耐震化や地域材利用促進に向けた施策の紹介コーナーが設けられました。
「住まいの耐震博覧会」の耐震ゾーンでは、1981年以前の「旧耐震基準」で建てられた住宅、1981~2000年の「新耐震基準」で建てられた住宅、2000年以降の「現行の耐震基準」で建てられた住宅について、動く耐震模型を用いて揺れの違いが分かりやすく解説されました。NPO法人住まいの構造改革推進協会の会員がご自宅の築年数や状況に応じて耐震診断のアドバイスを行い、耐震補強部材についても解説しました。
住宅の快適性や健康面での寄与をはじめ、災害発生時や災害後における安全性などを確認できるよう(一社)日本サステナブル建築協会が作成した「CASBEEレジリエンス住宅チェックリスト」も紹介されました。
そのほか、東日本大震災の揺れを再現した地震体験車のコーナーでは、実際の揺れを体験し防災意識の向上に役立てる来場者の姿が多く見られました。

 

 

多彩な製品展示で盛況なメーカー様ブース
 

 メーカー様ブースでは国内外の建材・住宅設備機器のメーカー様が一堂に会し、水回り設備や内外装材、屋根材など家づくりやリフォームに必要な様々な製品が紹介されました。展示ブースでは、プロユーザーやエンドユーザーに分かりやすいように、映像や情報を表示するデジタル・ディスプレーが用いられたり、デモンストレーションやミニセミナーが行われるなど華やかな演出が随所で見受けられました。
今回はIoTを活用した未来型の家づくりに関連する最新商品をはじめ、意匠性や機能性、環境性能などを兼ね備えた商品が数多く展示されました。断熱材やエコ商材などZEHの関連商材が数多く紹介されたほか、キッチンや壁材、床材などに無垢材を使った商品が充実しました。
展示の特長としては、お客様が気軽に入りやすいよう入り口を広く取り、ブースをオープンにレイアウトしたメーカー様が多く見られました。また、居室空間をつくって生活シーンを連想させたり、最新の映像技術を駆使して商品説明を行うなど各社共圧巻のスケールでの展示がなされました。
住宅ストック循環支援事業の対象となるエコリフォーム関連の商材の展示も充実しており、省エネや健康、高齢者に配慮した手軽にできるリフォームの提案に多くの注目が集まりました。

 

 

スマートウェルネス住宅の仕様を紹介
 

 ナイスグループによる展示ブースではZEHをはじめ「スマートウェルネス住宅」仕様の住宅設備機器をパッケージした実物大躯体が展示され、販売店様・工務店様向けに提案している「スマートウェルネス住宅パッケージ」が紹介されました。現行の省エネルギー基準やZEH基準など断熱性能の違いについて、断熱材とサッシを用いたミニ躯体が設けられ、外皮平均熱貫流率(UA値)に応じた仕様の解説がなされました。
北海道産針葉樹を原料とする木質系充填断熱材「ウッドファイバー」が初めて展示され、高い断熱性能や優れた調湿性能、高い蓄熱性能に注目が集まりました。
ナイスグループの基礎資材、副資材のプライベートブランド「ZENIYA」ブースでは、耐震壁と制震壁の特長を兼ね備えた最新商品「WUTEC(ウーテック)-SF」が初めて展示されたほか、施工性を向上させたスギなどの国産無垢材を用いた棚や収納など多数の商品に関心が寄せられました。

 

 

 

木の効能による適材適所を提案
 

 林野庁をはじめ多くの木材・建築関連機関の後援のもとで開催した「木と住まいの大博覧会」では、各地域の優良な木材による構造材や内・外装材、家具材の展示や木をふんだんに用いたインテリアとエクステリアの空間展示が行われました。多くの実物大躯体も立ち並び、入り口には全国森林組合連合会による「ウッディーワールド 循環と再生の物語」と題されたオブジェが配置されるなど、会場は木の清々しい香りに包まれました。
「木のソムリエ」ブースでは、スギやヒノキ、カラマツ、アカマツをはじめ60種類以上の樹種ごとの香りや重さ、硬さ、色味、触れた時の温度などが体感できるコーナーが設けられ、常に多くの人々でにぎわいを見せていました。
木材をはじめとする自然素材を内装や家具、インテリア小物に用いて、リビングルームやキッチン、寝室の空間展示を行い、木のある暮らしが様々な形で提案されました。中でも、寝室はスマートウェルネスの観点から、調湿効果や鎮静効果に優れたスギを壁や床、建具、ベッドなどの家具にふんだんに採り入れたほか、照明の明るさや音にも配慮した実物大の空間として演出されました。
スマートウェルネス住宅の実物大躯体として、断熱材に木質繊維断熱材を用い、アカマツの無垢フローリングや、イグサ及び飫肥(オビ)スギの調湿パネルを使用したナイスグループオリジナルの住宅商品「パワーホーム」も注目を集めました。
ナイスグループの一員となった菊池建設㈱が出展し、職人の高度な技術を必要とする数寄屋造りが茶室と共に紹介され、磨き丸太の桁同士を釘を用いずに接合する「丸太ネジ組み」の技法が実演を交えて紹介されました。社寺などの軒下で宮大工の高い技能により用いられる「枡組構造」も実物大で展示されました。
およそ2,500年前の噴火により火山灰で地中深くに埋没した推定樹齢1,500年以上の神代スギの長さ7メートル、幅2メートルに及ぶ巨大な板材も展示され、来場された方が足を止めて見入っていました。

 

 

 

注目高まる中・大規模木造建築の取組を紹介
 

 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町において、隈研吾氏の設計でナイスグループが代表を努める建設共同企業体が施工を行う復興商店街「さんさん商店街」の実物大躯体が展示されました。軒や庇、柱と外壁の一部には実際の建物と同じ南三陸スギを使用し、それ以外の構造材や外壁材には様々な産地のヒノキやカラマツ、アカマツが用いられ、木が醸し出す表情豊かな魅力に溢れました。
新素材として注目が高まるCLT(直交集成板)については、ナイス㈱が日本初の鉄筋コンクリート造とCLT造の平面混構造で建築を進めるナイスグループの仙台物流センター事務所棟の解説が映像を交えて行われたほか、構造材にとどまらないCLTの多面的な活用方法についても提案されました。

 

 

多彩なセミナーやシンポジウムを開催
 

 東京都港区や神奈川県、北海道、山形県、福島県、栃木県、茨城県、岐阜県、長野県、和歌山県、徳島県の計11の都道府県に加え、(一社)全国木材組合連合会、全国森林組合連合会が出展し、全国の良質な地域産材が紹介されました。
また、東京大学をはじめ6つの大学から10の研究室が展示を行い、木や木造建築に関する最先端の研究について紹介されました。
開催期間中には、「ウッドデザイン賞2016」に関し、赤池学審査委員長と林野庁長官賞受賞者とのトークショーが開催されました。更に、木や木造建築、耐震、防災などの、各分野の第一線で活躍する有識者によるセミナーやシンポジウムも多数開催され盛況となりました。