1. TOP
  2. ナイスビジネスレポート
  3. 「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」を同時開催 最新の住宅や木のある暮らしの情報を一挙に発信

「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」を同時開催 最新の住宅や木のある暮らしの情報を一挙に発信

来場者3万5000人超 盛況を博す
 

ナイス㈱は6月25~26日の2日間、ポートメッセなごやにて「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」を同時開催しました。「住まいの耐震博覧会」では地震に強い家づくりや環境や健康に配慮した住宅など、最新の住まいの情報を幅広く発信しました。また、木材関連展示を独立的に発展させ、木造住宅や木のある暮らしなど、木に関連する幅広い展示を林野庁や(公社)国土緑化推進機構の後援を受けて行った「木と住まいの大博覧会」もにぎわいを見せました。2日間の総来場者数は35,421名に及び、両会場とも盛況を博しました。

 

 

日頃から防災の意識付けを
 

今後30年以内に70%の確率で発生すると想定される南海トラフ巨大地震が懸念される愛知県では、熊本地震の発生を受けて住まいの耐震化への関心が例年以上に高く、会場では「旧耐震基準(1981年以前)」「新耐震基準(1981~2000年)」「現行の耐震基準(2000年以降)」の耐震性能の違いが分かる模型や最新の耐震補強材などが多くの来場者の注目を集めました。
南海トラフ巨大地震への対策として住宅の耐震化は急務となっており、会場では近隣自治体ごとの耐震化事業のパンフレットが配布され、多くの方が手に取られていました。
「NPO法人住まいの構造改革推進協会」のブースでは、ご自宅の耐震診断や耐震補強などについて具体的に耐震技術認定者へ相談される来場者の姿が見られました。
耐震や防災に役立つセミナーも多数開催されました。このうち、愛知県による「熊本地震から学ぶ『南海トラフ巨大地震』の備え」や名古屋市による「名古屋市における耐震化支援制度について」では、聴講する方々がメモを取りながら熱心に耳を傾けられていました。
愛知県では、地域の防災力向上のため活動する「あいち防災リーダー会」が防災教育の一環として、紙パックの防災ホイッスル作りや、防災をテーマにしたイラストの塗り絵教室などを開催しました。多くの家族連れの方々が参加する姿が見られ、同会では、「日頃から備えの重要さを伝えることが大切」と話されました。
地震体験車にも来場者による長い行列ができ、震度7の強烈な揺れを体験し、防災意識を高める姿が見受けられました。

 

 

省エネ生活を可能にする最新の建材や住宅を紹介
 

メーカー様ブースでは、様々な建材ジャンルの有力メーカー様が一同に会し、多彩なデモンストレーションを行うなどそれぞれに個性ある展示によって最新商品や最先端の暮らしのあり方が紹介されました。特に、今年4月に「建築物省エネ法」が施行されたこともあり、断熱性の高い壁材やサッシ、省エネ性に優れたスマートハウス商材のほか、日々の掃除の手間を軽減する商品などが展示されました。
ナイスグループが供給する長期優良住宅の4つの最高基準をクリアした家である「パワーホーム」のブースでは、「ZEH2030未来基準の家」をテーマに展示が行われました。構造躯体の建て方実演を見たご来場者様からは「非常に早く建てられるのに丈夫で驚いた」との声が聞かれました。
また、実物大の躯体が展示された「メザニン(平屋風の2階建て構造)」タイプのデザイン性にも注目が集まりました。耐震性、断熱性をはじめとし、高い住宅性能を有するパワーホームは、標準仕様に太陽光発電システムなどプラスすることで「ゼロ・エネルギー住宅」が実現できることを提案しました。

 

 

スマートウェルネス仕様の住宅に注目
 

健康寿命の延伸につながるスマートウェルネス住宅ブースでは、木・鉄・コンクリートそれぞれの熱伝導率の違いなどを体感できるコーナーが人気でした。木の持つ調光性や保温性、リラックス効果についても熱心に学ぶ姿が多く見られました。夏の暑さと冬の寒さを緩和し、環境や健康に優しい天然素材として注目が高まるセルロースファイバー断熱材と木質繊維断熱を使用した二重断熱のスマートウェルネス仕様の実物大躯体は、大きな注目を集めました。

 

 

「木と住まいの大博覧会」を名古屋で初開催
 

ナイス㈱と(一社)木と住まい研究協会、(一財)木構造建築研究所の共催により「木と住まいの大博覧会」が名古屋で初めて開催されました。会場入り口には岐阜県高山市から伐り出されたヒノキなどの木が多数飾られ、木の爽やかな香りや清々しさに包まれていました。
そこから続く「木の効用体感コーナー」は靴を脱ぐスペースとなっており、衝撃吸収性に優れ、歩きやすく疲れにくい徳島県産のスギの無垢フローリングの足裏に伝わる感触が体験できるようになっていました。同コーナーではまた、木のもつ温かみや音をまろやかにする効果が体験できるコーナーをはじめ、ヒノキやスギ、ナラをハンマーで実際にたたいて樹種ごと異なる感触を楽しむ姿が目立ちました。ヒノキやスギ、モミ、ニオイコブシ、クロモジといった特徴のある9種類の樹種から作られた精油の香りが楽しめるコーナーも注目を集めました。

 

 

注目を集めた自治体出展ブース
 

自治体コーナーでは、愛知県をはじめ岐阜県、長野県、愛媛県、徳島県、宮崎県、静岡県小山町の7つの自治体が出展し、それぞれの地域の良質な地域材や木材の需要促進に向けた取り組みを紹介しました。
愛知県ブースでは、愛知県が県内で産出され加工された事を認証した「あいち認証材」を構造材やフローリング材、壁材などに用いて組み上げた実物大躯体が注目を集めました。また、岐阜県ブースでは同一の樹種でも含水率の違いなどで強度が変わることを分かりやすく展示し、岐阜県が定める数値をクリアした「ぎふ性能表示材」をアピールするなど、各県ブースで趣向を凝らした展示が見られました。
更に、木曽川上流域から産出する良質な木材を「木曽川流域材」として紹介し、関連事業者が連携し流域材を活用してパッケージ化した「木曽川流域のつながる家」が2階建ての実物大構造躯体で提案されました。
新しく企画された「無垢の内外装展示コーナー」では、床や壁に飫肥(おび)スギやサワラ、ヒノキ、コウヤマキ、カラマツ、ラワンなどの樹種を使用し、多彩な技法で加工して提案する5種類の空間展示が注目を集めました。
そのほか、木の柔らかさが感じられるよう表層圧縮した無垢の木の板を用い、テーブルなどのインテリア家具として提案する「BeMUKU」をはじめ、耐水性が高く傷みづらい特長を持つ飫肥スギのウッドデッキなども紹介されました。
新しいブースとして、名古屋大学や岐阜大学、信州大学、静岡大学における7つの研究室から木に関する最先端の研究の紹介が行われ、多くの人々が研究者からの説明に熱心に耳を傾けていました。

 

 

木が持つポテンシャルを表現したゾーン
 

注目が集まる中大規模木造建築物を紹介したブースでは、ナイスグループが木造工事に携わった神奈川県鎌倉市の学校法人「栄光学園」の校舎建て替え事業が紹介されました。同事業は規格材を使用して9mの大スパンを実現するため、3本の規格材をプレカット加工して伝統的な技法で継いでいます。更に、橋梁などに使用され両端から鉄ひもで引っ張ることで安定させる「ゲルバー梁」の実物大の模型が展示され注目を集めました。
新たな木質建材として期待を集めるCLTについては、ナイスグループが宮城県多賀城市で日本初のCLTと鉄筋コンクリートによる平面混構造で建築している事務所の模型や、内装がCLTの現しとなるように考案されたオリジナルの金物接合部分や外壁部分の実物大模型が展示されました。
更には、伊勢志摩サミットの国際メディアセンターで使用された直径30cmのヒノキの丸太柱も展示され、一般ユーザーからプロユーザーまで多くの関心が寄せられました。

 

 

親子で木と触れあえる場
 

木の香りや感触などが子供の情操教育に良いとされる木育コーナーでは、赤ちゃんから小学校の高学年まで成長に合わせた遊びの場について400㎡に及ぶ面積が設置され、親子で木と触れ合いながら楽しめるアトラクションが充実し、多くの笑顔に包まれました。