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国土交通省 長期優良住宅化リフォーム推進事業 事前採択タイプの募集をスタート

 国土交通省は5月12日、既存住宅の長寿命化や三世代同居などの実現に向けたリフォームに対して補助する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」について、「認定長期優良住宅型」の募集を開始しました。
同事業では、リフォーム工事前に一定の講習を修了した建築士によるインスペクションを行うと共に、工事後に維持保全計画の作成や、性能向上に資するリフォーム工事または三世代同居に対応する改修工事を行うことが要件となっています。また、リフォーム後には少なくとも劣化対策と耐震性について一定のレベルを満たすことが必要です。
今回募集がスタートした認定長期優良住宅型は、4月1日より開始した長期優良住宅(増改築)認定制度に基づき、所管行政庁より認定を取得した住宅が対象となります。
補助対象経費としては、性能向上リフォーム及び三世代同居改修工事に掛かる費用と、インスペクション費用や維持保全計画作成費用などの事業実施における必要経費の合計で、補助率を3分の1として1戸当たり200万円を上限に補助されます。
応募申請はリフォーム工事の建築主と施工事業者のいずれも可能で、申請された事業については同省が定める評価委員会にて評価が行われ、採択事業が決定します。申請者は長期優良住宅(増改築)の認定を所管行政庁から受けた上で補助金の交付申請を行い、交付決定通知の受理後にリフォーム工事に着手します。また、工事完了後には実績報告を行うことが必要です。その後、補助額が確定し、申請者に対して補助額が支払われる流れとなっています。

 

国立研究開発法人建築研究所
長期優良住宅化リフォーム推進事業
http://www.kenken.go.jp/chouki_r/index.html