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「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」 「釜山新港総合物流センター」が 最優秀レジリエンス賞を受賞

 ナイスグループは2014年に韓国・釜山において物流センターを開設し、日本産木材製品の輸出体制の構築や輸入木材のバッファー在庫(安全在庫)の保管などに活用しています。更に、災害時を想定して日本海側の港湾物流を行うことで非常時のサプライチェーンを確保するなどの取り組みが評価され、(一社)レジリエンスジャパン推進協議会による「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」の最優秀レジリエンス賞を受賞しました。

 

強靭な社会の構築に向けた取り組みを評価
 

ナイスグループは、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」において、「釜山新港総合物流センターを活用した輸出入物流と災害に強い物流チェーン」の取り組みが高く評価され、最優秀レジリエンス賞を受賞しました。
「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」は、次世代へ向けたレジリエンス社会構築に対する取り組みを発掘し表彰する制度として、(一社)レジリエンスジャパン推進協議会が2014年11月に創設したものです。
ナイスグループは、第1回となった昨年には「住まいの耐震博覧会」「流域一体となった森林保全・地域活性化活動」について最優秀レジリエンス賞を受賞しており、2年連続での受賞となりました。

 

平時の高機能物流と大震災時のBCPに対応
 

釜山新港は北東アジアの玄関口として、ヨーロッパやアメリカを結ぶ国際幹線航路上に位置しています。韓国政府によって大規模な開発が進められている物流拠点で、66台の大型ガントリークレーンが設置され365日24時間稼働体制が確立された充実の港湾施設となっています。更に、釜山新港からは日本各地の60港に最大で週24便のフィーダー船が就航しています。
ナイスグループ釜山新港総合物流センターは2014年6月に稼働しました。現在稼働している敷地面積約10,000坪の物流センターに加え、隣接する約7,000坪の敷地についても、今後物流センターとして建設を予定しています(下図)。

 

 

 広大な敷地を効率的に利用することで、取引先様へのきめ細かなサプライチェーンを実現しています。具体的には、ヨーロッパや北米などから日本に輸入する木材製品を一時保管し、柔軟な在庫体制の構築と物流の効率化を図っています。 多彩なバッファー在庫(需給変動に備える安全在庫)を充実したフィーダー船を活用して取引先様の最寄りの港へと輸送することで、タイムリーな納品を可能としています。こうして機動的な対応を実現することで、取引先様に対するサービスレベルの向上につなげています。
また、このバッファー在庫は事業継続計画(BCP)の観点からも重要となります。東日本大震災の際、東日本の太平洋側の港湾施設や陸路が甚大な被害を受け、物流ルートに混乱が生じたことは記憶に新しいところです。
今後30年以内に発生する確率が70%と言われている南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起これば、被災エリアにおいて長期間の交通寸断が起こり物流面に深刻な打撃がもたらされる恐れがあると政府も警鐘を鳴らしています。
釜山新港総合物流センターをバックヤードとして活用することで、被災地の復旧・復興に貢献することが可能となります。更には、大災害に伴うサプライチェーン寸断による影響を軽減させ、取引先様の事業継続計画(BCP)に寄与することにもつながります。
 
 
日本各地の木材製品の輸出に貢献
 

現在、日本政府は日本再興戦略や国土強靭化基本法などに基づき、日本産木材の積極利用の促進に向けて取り組んでいます。その一環として林野庁では2020年までに林産物輸出額を250億円にする目標をかねてから掲げ、2013年以降増加させた結果、すでに2015年には目標を上回る270億円まで達しています。
今後も、日本が有する潤沢な森林資源をより付加価値の高い構造材や内装材、家具用材などの木材製品として輸出拡大を図ることが求められています。

 

 

 釜山新港総合物流センターでは日本産木材製品のアジア向けの輸出促進に対する機能も有しており、ナイスグループの一つであるウッドファースト㈱徳島製材工場による良質な日本産の製材品などを韓国を中心に輸出を行っています。
昨年10月には日本産木材および木質系建材を紹介する内覧会を行い日本の製材・建材メーカーおよび地方自治体など30団体が参加しました。内覧会には韓国の住宅産業関係者を中心に400名超が来場し、良質な日本産木材製品の取引についての商談が積極的に行われました。
今後も、取引先様へのきめ細かいサプライチェーンを実現するとともに、メーカー様にとってのアジア各国に向けた建築資材輸出のプラットホームとして、釜山新港総合物流センターの積極的な活用を提案していきます。