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「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」を同時開催 住宅の耐震化、木のある暮らし、住まいの最新情報を一挙に発信 過去最高となる6万8千名超の来場者で盛況を博す

 ナイス㈱は1月29~31日にわたり、東京ビッグサイトにて「住まいの耐震博覧会」を開催しました。住宅や暮らしに関連する130社を超える企業や団体が出展し、地震に強い家づくりや木のある暮らし、環境や健康、高齢者に配慮した住宅、リフォームなど最新の住まいの情報を発信しました。なお、今回より従来の木材ブースは林野庁の後援を受けて「木と住まいの大博覧会」として発展させ、木造住宅や木質化、木のある暮らしについて展示を行いました。3日間の総来場者数は過去最高となる68,486名に上り、両会場とも大変な盛況を博しました。

 

 

住宅の耐震化の重要性を確認
 

 政府は、今後30年以内に70%の確率でマグニチュード7クラスの首都直下地震が発生するとしており、最悪の場合、61万棟が全壊・消失し、死者数は約23,000人、経済被害は約95兆円に上ると推計しています。国の中央防災会議では建築物の耐震化率を100%に高めるなどの適切な防災対策により被害を10分の1程度にまで減らせるとしており、住宅の耐震化はより一層重要性を増しています。
耐震・防災ゾーンでは、1981年以前の「旧耐震基準」で建てられた住宅、1981~2000年の「新耐震基準」で建てられた住宅、2000年以降の「現行の新耐震基準」で建てられた住宅について、動く耐震模型を用いて揺れの違いが分かりやすく解説され、来場者が熱心に確認していました。最新の耐震改修方法や耐震補強部材などについても紹介され、耐震性への具体的な相談に対して「NPO法人住まいの構造改革推進協会」の会員がご自宅の築年数や状況に応じて丁寧に説明する様子も多く見られました。

 

 

安全性や機能性に優れた最新商品をご提案
 

 メーカー様ブースでは国内の有力メーカー様が一堂に会し、機能性やデザイン性に優れた最新商品が各ブースを華やかに彩りました。今年は省エネなど環境配慮性に優れた商品やスマートハウス商材、HEMSにより集中管理できる製品、日々のお掃除を楽にしてくれる商品が多く展示されました。また、注目を集める店舗や公共施設などの木造建築物向けの外壁商品が充実しました。
各ブースでは、プロユーザーはもちろんエンドユーザーにも分かりやすいよう、実物や映像を使用して趣向を凝らしたセミナーやデモンストレーションなどが行われ、新築や増改築を考えている方をご案内する工務店様や販売店様の姿が多く見受けられました。

 

 

健康寿命の延伸につながる住宅を紹介
 

 健康寿命の延伸につながるスマートウェルネス住宅ブースでは、ナイスグループが横浜市および慶應義塾大学と共同で開設した「スマートウェルネス体感パビリオン」のコンセプトに基づいた展示がされました。冬の床下の温度を再現した機器の上に断熱性能の違う2種類の床材を置き、体感温度が血圧などに与える影響を分かりやすく学べる「くらべ床」などで断熱材の有無による床の温度の違いを楽しみながら確認する姿が見受けられました。
また、内装の木質化について木の持つ香りや調光性、保温性などが暮らしに与える影響を体感しながら学べる展示が充実しました。
新聞紙を原料とする天然木質繊維の断熱材である「セルファイ」とスイス生まれで環境に優しい木質繊維断熱ボードの「パヴァテックス」を用いて断熱性や調湿性、遮音性などに優れたスマートウェルネス仕様の実物大モデル住宅が展示され大きな注目を集めました。

 

 

 

「木と住まいの大博覧会」を林野庁の後援により初開催
 

 林野庁やウッドデザイン賞運営事務局((特)活木活木森ネットワーク、(公社)国土緑化推進機構、㈱ユニバーサルデザイン総合研究所)をはじめ、神奈川県や東京都港区、福島県、和歌山県、徳島県、宮崎県など15の公共的団体や自治体が出展し、それぞれの地域の良質な地域材や木材の需要促進に向けた取り組みを紹介しました。
各自治体はそれぞれ各地域材の特色を生かしたブースを設営し、構造用木材をはじめ、床材や羽目板といった内装用木材、家具、木工品など、様々な樹種を用いた木のある暮らしが提案されました。
無垢材を使用し内装を木質化したマンションリフォーム提案コーナーも設置され、漆喰やウッドチップを使用した壁紙や木質化したキッチンも注目を集めました。
また、今年4月の電力自由化に向けて注目が集まる「ゼロ・エネルギー住宅」や「認定低炭素住宅」については、オール国産材のパッケージ化した実物大躯体のほか、通気性に優れ、軽量化、省施工となる屋根一体型太陽光パネルと、HEMSと分電盤を一体化することで新築時に取り付けておけば後から蓄電池を設置することができるシステムなどが紹介されました。

 

 

 

「木のある豊かな暮らし」を普及発展させて日々の生活や社会を彩りながら木材利用を促進することを目的に2015年に林野庁の後援により始まったウッドデザイン賞のブースでは、林野庁長官賞を受賞した「住まいの耐震博覧会」のほか多くの上位賞受賞作品を紹介しました。
開催中、今井敏林野庁長官をはじめ行政関係者も多く視察に訪れ、多くの展示を熱心に見て回られました。

 

 

 

木材新時代の到来を実感するブース
 

 2010年に施工された「公共建築物等木材利用促進法」を契機として注目が集まる中・大規模木造建築物を紹介した「木材の建築新時代大型木造建築の取り組み」ブースでは、昨年末に決定した隈研吾氏設計の新国立競技場の実物大模型の展示が注目を集めました。木材と鉄骨のハイブリッド構造となる屋根のトラス部分の実大模型や柱サイズの材を格子状に使用した軒ひさし、林野庁補助事業で提案された国産材を使用し屋外使用を実現したスタジアムチェアなどが紹介されました。更に、設計を担当した隈研吾氏から映像によるメッセージも寄せられ、エンドユーザーからプロユーザーまで来場者の話題をさらいました。

 

 

注目を集めるCLTについても、ナイスグループが宮城県多賀城市においてCLTで建築を計画している事務所の建築模型が紹介されました。更に、ナイスグループがベルギーで建築に携わった約7,000㎡の在来軸組工法で建築中の大型複合老人ホームの模型展示も行われ、施主のフランソワ・マルリエ氏が来日し日本の木造建築の素晴らしさについて講演を行いました。
そのほか、国産材の一般流通材を使用し12メートルスパンも可能となるトラス構造の実大躯体も展示されるなど、木材・建材関係者、林野庁をはじめとする行政関係者からも多くの関心が寄せられました。

 

 

木のあるライフスタイルをご提案
 

 木の香りに包まれた会場では、木のあるライフスタイルを実感できるインテリアやエクステリア、木製小物などが所狭しと並べられました。
木の柔らかさが感じられるよう無垢の一枚板を表層圧縮したインテリア家具などのエンドユーザー向けの商品のほか、化粧材を含めた三層パネルを圧縮し壁紙が不要で内装木質化できる壁面パネルや樹種ごとに違う硬さや質感を感じられる床材の展示など木と触れ合い、木を感じられる展示がこれまで以上に充実しました。
「木育」「木工」コーナーでは木のプールや積み木など木の香りに包まれながら木と触れ合う親子連れで終始にぎわいました。