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2016年住宅業界を見通す新春イベント開催 2,200人超が参加し盛況博す

 

 ナイスパートナー会連合会とナイス㈱は、1月19日にヒルトン福岡シーホークで新春賀詞交歓会(福岡ナイスパートナー会が共催)を、1月22日にグランドプリンスホテル新高輪で新春経済講演会を開催しました。来場者数は福岡が512人、東京が1,725人と大変盛況で合計2,237人の業界関係者の方々が参加されました。  新春賀詞交歓会の開催に先立ち、福岡ナイスパートナー会の福井浩二郎会長は、「昨年は消費増税の反動減から持ち直し、後半は次の駆け込み需要の始まりを予感させる年となりました。今年は本格的な駆け込み需要への対応とその後の反動減への対策が求められます。そんな中、木造ゼネコンとして取り組みを進めるナイスグループの良きパートナーになることが混迷の時代を切り拓いていく1つのカギだと考えます」と挨拶されました。  新春経済講演会ではナイスパートナー会連合会の後藤直剛連合会長が、「先の読めない経済環境が続く中、住宅業界においても市場の縮小や労働力不足など乗り越えるべき多くの課題を抱えています。一方で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け新国立競技場には大量の国産材が使用されるなど、木材利用の意義や優位性が浸透し始めています。この波を『すてきナイス連合』として一体となり、しっかり捉えていきたい」と挨拶されました。  両会場では基調講演が行われ、新春賀詞交歓会では、㈱経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEOの冨山和彦氏が「ローカル経済から甦る日本」と題し、日本経済をグローバル経済圏「Gの世界」とローカル経済圏「Lの世界」とに分けて捉える見方を提示されたうえで、とくに労働人口の8割が携わるLの世界の重要性や課題、これからの日本で成長し続けるための方策を具体的に示しました。そして、日本の木造建築は世界に誇る技術であり、今後の基幹産業となり得ると話されました。  東京での新春経済講演会では、日産自動車㈱取締役副会長の志賀俊之氏が「つながるクルマが創り出す未来社会」と題し、自動車分野における技術革新が地球温暖化対策や安全な環境づくりといった社会的課題の解決に導くだけでなく、自動車が「IoT」で家や家電とつながり、新しい豊かな暮らしをもたらすことを示されました(両氏の講演要旨はナイスビジネスレポート2月10日増刊号に掲載予定)。  また、ナイス㈱の平田恒一郎社長が「ナイス株式会社の業況と取り組みについて」と題した講演(講演要旨を2~3面に掲載)を行ったほか、住宅関連業界を代表するメーカー・商社の経営者によるパネルディスカッション「住宅業界の市況予測と各社の戦略」が開催され、参加者は熱心に耳を傾けていました(内容はナイスビジネスレポート2月15日号に掲載予定)。