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ナイスビジネスレポート

ARBOREX
「2018年度グッドデザイン賞」を受賞
壁と一体化した新感覚の「ドア枠」を提案

 木質内装建具製造事業を手がける株式会社アルボレックスは、このたび新たに開発したドア枠「スリット枠」で、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2018年度グッドデザイン賞」を受賞しました。同社の受賞は、2014年度の「ブリーズドア」以来、4年ぶり2度目となります。

壁とフラットでつながるドア枠

 潟Aルボレックスが2018年度グッドデザイン賞を受賞した新しいドア枠「スリット枠」は、枠と壁を一体化させ、すっきりとした空間を演出する住宅向けのドア枠です(図1)。ドア枠をはじめとした建具枠は従来、建具と壁を区切るものとされていました。しかし、最近では、すっきりした室内を好むエンドユーザーの増加に伴い、目立たないように枠の色と壁を白で統一したり、枠を薄く見せるために工夫を凝らした製品が登場しています。そうしたニーズにより応えられる、枠と壁の一体化が図られた、シンプルかつ洗練されたデザインのドア枠となっています。
 「スリット枠」は、ドア枠の出っ張りをなくし、壁とフラットにすることで、壁との連続性を実現しています(図2)。更に、ドア枠が薄く見えるよう、先端部を先細りにしてテーパーをつけ、よりすっきりした空間を演出しています(図3)。
 一般に、壁とドア枠をフラットにすると、フローリングと壁の間に取りつける幅木の処理が課題となります。本製品では、枠周りにスリット(底目地)を設け、幅木をスリットに差し込むことで解決しています。この仕様により施工性も向上し、壁クロスを張る際には、カッターなどでのカットが容易となるというメリットもあります。
 また、このスリットには、赤や青、緑、黒、白、木目調などのカラーバリエーションを持たせることもできます。これにより、シンプルなドアに遊び心を持たせ、青は男の子、赤は女の子の部屋といった、各部屋のイメージに合わせた「サイン」としての演出ができます。更に、アクリルを用いれば、室内の光が廊下に漏れ出て、縦スリット状に光るデザイン枠とすることもできます。これにより通常はドア部分に設けられたガラス窓や明かり窓(スコープ)の機能を、枠側に付加することができます。


デザイン性の追求が高評価

 グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで60年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されています。
 「スリット枠」は、ドア枠そのもののデザイン性を追求したことで、これまでにない新感覚なドア枠となっており、この点が同賞において高く評価されました。

木質内装建具全般を供給

 潟Aルボレックスは、木質内装建具部材の製造・販売を行っています。「樹と木を究め、樹と木を超える事業の展開」をテーマに、多様化するライフスタイルや志向に即したテイストを取り入れた商品開発を目指しています。取扱商品は、現在では、室内ドア・枠や、クローゼット扉・枠、収納製品、造作部材、シート階段部材など多岐にわたり、木材の可能性を見つめ、固有の技術を生かした商品提案を行っています。
 自社で一気通貫した生産工程を持っていることも強みで、建具芯組みやラミネート加工、防水紙加工、基材の小割加工も効率よく行える体制を整えています。更に、製品の配送については、倉庫への大量納品だけでなく、各工務店様の現場へ小口納品を可能とする「邸別セット配送システム」により、ジャストインタイムの配送を実現しています。そのほか、建築図面から必要資材を読み取っての提案も可能で、お客様の細かなニーズにお応えしています。