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ナイスビジネスレポート

「住まいの耐震博覧会」「木と住まいの大博覧会」同時開催
建物の耐震化や木造・木質化、最新住宅を発信
過去最高となる7万2,275人が来場

  「住まいの耐震博覧会」と「木と住まいの大博覧会」が2月16〜18日、東京ビッグサイトにて同時開催されました。3日間の総来場者数は過去最高の7万2,275人となり、累計来場者数は今回をもって200万人を突破しました。


住宅の耐震化の重要性を確認

  「住まいの耐震博覧会」の耐震コーナーでは、1981年以前の旧耐震基準、1981〜2000年の新耐震基準、2000年以降の現行の耐震基準でそれぞれ建てられた住宅について、動く構造模型を用いて揺れ方の違いが分かりやすく解説されました。政府の地震調査委員会の公表で、南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率が70〜80%へと引き上げられた直後だったこともあり、ご自宅の耐震相談をされる方が多く見られました。このほか、ご自宅の耐震性に関する10の「危険項目ポイント」を掲示した展示が好評でした。耐震診断から補強工事までの流れについても具体的に紹介されました。
 国内外の建材・住設機器メーカー様のブースでは、エンドユーザーに体験型で商品の特徴を知っていただけるよう、デモンストレーションやミニセミナーのほか、キッチンで料理をつくっている様子を体感できるバーチャルリアリティー(VR)体験による演出など、様々な工夫が随所に見られました。エンドユーザーが生活をイメージしやすいよう、リビングやキッチンなど空間を意識した展示が多く見られたほか、メーカー希望小売価格で400万円を超す高額なキッチンを出展するメーカー様もありました。
 これからの住まい方の提案として、リビング・ダイニングの展示の中で、AIスピーカーが体験できるコーナーが設けられました。照明やテレビ、窓、ロボット掃除機、玄関の鍵などをインターネットで接続し、音声で操作する実演が注目を集めていました。

木のあるライフスタイルを提案

  「木と住まいの大博覧会」では、森林・木材・建築関連団体、自治体、学術機関などにより、木に関する最新の製品・技術・情報が幅広く発信されました。木材や木造建築物に関する総合シンポジウム(2〜4面に内容を掲載)やセミナーも多数開催され、多くの方が聴講するなど、関心の高さがうかがえました。
  建築物の木造化を提案したコーナーでは、47都道府県の森林認証材が紹介されたほか、国産材の構造材や内外装材を使用した躯体を展示、ナイスオリジナル商品など大スパンを実現できる6種類の工法が提案されました。更に、学校や幼稚園、福祉施設などをイメージした内装空間の展示もなされました。
  今回初めて出展された「3D加工集成材」は、3次元的に削り出す方法で曲線やひねりを施した、複雑な形状の部材です。主に、木育に関連した内装インテリアや造作材、公共施設などの非住宅に利用されており、多くのプロユーザー、エンドユーザーの関心を集めていました。そのほか、中高層の建築物の木造化を実現できる木質耐火部材の紹介やFSC森林認証を取得した木製品の暮らしへの取り入れ方を提案するコーナーなど様々な展示が充実しており、高い注目を集めていました。